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Last Update : 2004/05/04
 

ひさびさにレビューしてみてます。
個人的には、141の方が全編アグレッシヴで好きな感じですが、
142は142で独自のスタイルがあって、こちらも侮れませんね。
140以降、やはり聴き応えがあって、
各楽曲のクオリティもだいぶ上がってるような気がします。
今後も期待していいんじゃないでしょかね?

過去のレビュー
SEB141 /
01. BIG ON EMOTION / LISA LION
(S.Castagna - E.Somenzi - C.Codenotti) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 157.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 さぁ1曲目から順にレビューしていきましょう。久々のレビューですが、腕と耳が鈍っていないことをお祈りください。
 まずは1曲目。すでに振りもつき、なかなかヒット中のこの曲。ぱっと聴いたところ、男vo.なのか女vo.なのかよくわかりませんが、名前から想像するに、女の子のようです(^^; この曲だけじゃなく、SCPの最近の楽曲全般に言えるんですけど、この不完全燃焼なイントロ、どうにかなりませんかね?曲の雰囲気があまり掴めないまま、いきなりリフに突入するのはどうかと…。特にこの作品はその典型例ですね。もうちょっとこだわって欲しかったな、と思います。そのせいか、続くリフもあんまりインパクトがないというか、パンチが効いてないんですよね。かたい音使っているわりには、どこかふらついてるイメージ。まぁ新人アーティストなので、目をつぶるとしますか(笑。Aメロ以降もあまり特徴らしい特徴はないですが、メロディラインは、さすがCastagna、綺麗にできてると思います。音数も多く、細かい音も生きているので、もう少しメリハリをつけたら完璧だったんですけどね。サビはタイトル連呼でわかりやすいですが、これもまたインパクト不足な感は否めません。全体的にのっぺり感が充満してて、なんかすぐ飽きそうな感じ。メリハリがね、メリハリ…。表現するのが難しいんですけど、なんていうか、切れ味がないんですよ。音の懲りはあるものの、あまり頭に残らない曲ですね。個人的にはイマイチ。
 
02. ROCK OVER EMOTION / SYM1
(S.Valeo - S.Dall'Ora - A.Clerici) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM:157.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 SEB126収録の「STOP THE PANIC」以来、姿を潜めていたSimone Valeoさんが、友人(?)を引き連れて今更復活。動きのあるリフが、一部マニヤに大受けしてたんですが、今作もマイナーながらも動きのあるリフを聴かせてくれてます。イントロの流れこそ最近のTIMEにありがちな、だんだん音数を増やしていってサビメロに持ち込むという、定番パターンなんですが、まるでROBERT PATTONの作品かと思わせるほど重厚なつくりになってまして、TIMEのこういうのが好きな人にとっては垂涎モノ。それに続くリフとの連携も巧く、さらにそのリフがまたすごい。定石どおり高めの音で攻めてくるのかと思いきや、かなり低い音でぐちゃぐちゃ動くもんだから、いい意味で期待を裏切ってくれた感じですね。動き自体も、なかなかしなやかでいい感じ。ちょっと病みつきになりそうです。Aメロの寂しさも、ベースが頑張ってくれているせいかだいぶ解消され、Bメロも長めのギターで緩めに引っ張るカタチでまずまず。欲を言えば、もう一本シンセをいれて、ぐいぐい引っ張っていってくれたらよかったんですけどね。引っ張りが足りない印象がありますね。サビのキレもよく、音は厚いながらも爽やかなイメージ。主旋律とは違ったギターのメロディラインがまた冴えている上に、歌詞も韻を踏んでいて、非常に聴きやすいですし、なにしろ「Shout to the TOP!」という語感がたまりません。ありがちなサビ>リフの連携はちょっともったいないですけど、全体的には、音のみならずvo.までも、各パーツでメリハリをつけている点で評価は高いですね。久々にTIME男vo.で萌える曲が来たかな、と。おすすめしちゃいます。
 
03. FREE LOVE / KAREN
(G.Pasquini - L.Raimondi - S.Oliva - K.J.Wainwright) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 147.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 Karen姉さん自身が作詞した今作ですが、彼女が作詞したせいかAメロの一部しか早口な部分があんまり無くて、のっぺりした印象になっちゃってます。やっぱり歌詞って重要だな、と思ってしまった作品。イントロはちょっと物悲しそうな感じ。ほとんどインストなので、もう少しvo.入れても良かったんじゃないでしょうか?リフは動きこそ少ないものの、わりと頭に残る感じ。哀愁ともアグレッシヴともいえないんですが(^^; わりと正統派で結構好きですよ。Aメロの、短め詩x2+長め詩x1の作り方と、Karen姉さんの低い歌声が絶妙にマッチしてる部分あるじゃないですか。あの辺はこの手の曲にしては珍しく聴き応えがあると思うんですけど、どうでしょう?Bメロの、音数や盛り上がりが少ないところやのっぺりしたところはあんまり好みじゃないんですけど、それでもサビは音が何重にも聴こえるほどの音数の多さで、作りこまれているのがわかります。やっぱりサビ重視だな、このレーベル。サビのメロディや音使いは文句なくいい感じです。微妙にパンが振られている部分も注目。全体的に、そこまで悪い部分は目につかないんですが、どうもインパクトという部分ではかなり不足してるような気が。なんだかSEB57収録の「REAL LOVE / KAREN」の現代版みたいな感じがしませんか?どちらも悪くはないんですけどね…。
 
04. CRIMINAL FIRE / MAD MAX
(R.Gabrielli - L.Gelmetti) / Pro: Newfield & Sinclaire / Add : R.Gabrielli
Label: DELTA / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 出す曲出す曲が確実にヒットに結びついている、我らがRoberto Gabrielliの新曲が登場。最近の活躍ぶりは、まさに「Hit Maker」と呼ばれるにふさわしいわけですが、彼はDELTAに来てから、新境地を開拓しましたよね。今作はまさにそんな感じがする絶妙な逸品に仕上がってます。
 いきなりClaraのシャウトから始まるイントロですが、右に傾いた「Hey Hey Hey」の掛け声は、フロアでもイントロからかけて欲しいくらいの危なさ。渡辺さんがロシアっぽいって言うのもなんかわかる気がします(笑。リフ直前の、蓋が抜けるような「ポッ」っていう音に若干笑いそうになりましたが、リフを聴いたら皆さん真剣な目つきになることでしょう。前作「SEX AND LOVE」のような重厚さこそないものの、小刻みに、小気味よく動き回る変態的なリフは、耳にまとわり付いて離れないほどの破壊力。メインのシンセの動きもさることながら、バックで2拍目・3拍目にガツガツ言ってるサブのシンセ、4回目に3拍連続になるじゃないですか。あの部分、個人的にはマジ萌えなんですけど。すごい細かいんですけどね…。ベースの動きも相変わらずいいですし、リフに関しては100点以上です。
 Aメロは、Gabrielliお得意の、聴こえなさそうで聴こえてる、細かいシンセのクセのある動きとベースの淡白な動きが実にマッチ。今のDELTAでメロにここまで凝るヒト、いないですよね…。Bメロの懲りが足りないのが難点ですが、メロディラインがしっかりしているので良しとしますか(^^; サビ、タイトル連呼ではないのでキャッチーさに欠けますけど、音の懲り方はピカイチ。細かいシンセからのっぺりシンセまで、何重にも重なる音使いには脱帽です。Extended部分で確認できますので、ぜひ音を大にして聴いてみて下さい。サビ>リフの連携も問題なし。全体的にもよくまとまっていると思います。聴けば聴くほど味がでる曲なので、文句なくおすすめしたい曲ですね。小さくて聴きづらいかもしれませんが、サビ直前とリフ直前に「おぉー」っていう叫び声が…。気のせいかな…。
 
05. MAD ABOUT YOU / ACE WARRIOR
(G.Pasquini - S.Oliva) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 150.5 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 大ヒットがないわりには、いつの間にかA-BEATの漢系代表にのし上がっていたACE WARRIOR。SUSAN BELLと並んで、MACH専門アーティストだった彼も、ようやくSEB収録にも慣れてきましたよね。やっぱりイントロからちゃんと聴けるのは嬉しい限り。イントロからだいたいどんな局なのか想像できますもんね。
 そのイントロですが、いきなりギター全開。後半はちょっと落ち着いて、オトコな雰囲気たっぷり。いいですね、こういうの。味があって聴き応え満点。もう全然問題なしです。続くリフも、幅の広いシンセで、かっこよく、着実に攻めていて、どこか雄大な印象さえ与えてくれます。淡白に進む、バックのギター音もなかなか。しかし、Aメロ以降がどうもパッとしない感じ…。ギターとワンポイントのサンプリングだけじゃ、ちょっと物足りないですよね。どこか練り足りないメロディラインもそうなんですけど、迫力不足な気がします。Bメロも同様。シンセが増えたくらいですかね。盛り上がりにも欠けますし。ただ、サビはなかなか。キレはあまりないですが、タイトル連呼でこちらは迫力がある上に、ポイントポイントで挿入されるシンセ・ギターがいい味出してます。リフへの連携もスムーズで、サビとリフだけならほぼ完璧状態。やっぱりメロがねぇ…。雰囲気はいいだけに、惜しいです。
 
06. THIS IS MY SONG (FOR YOU) / ROSE
(S.Dall'Ora) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 155.8 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 前作「HISTORIE D'AMOUR」が、なぜかフロアでも好調だったROSE=Elena嬢の新作。そろそろHELENA名義での新曲も聴きたいんですが、Dall'Ora親父さん、作ってくれませんかね?(^^;
 さて今回は、オルゴールの音で始まるイントロが特徴的。オルゴールを使うとは、まさに職人技!、なんていうと「CARILLON / LOLITA」好きの方に、バカヤロウと怒られそうなのでやめておきますが(笑、徐々に音を増やしていき、一気に落ち着いたリフに持っていくその技は、Dall'Oraならではで、安心して聴いていられますね。今回も、しっとりとしておきながら雰囲気たっぷりで素敵度の高いイントロを聴かせてくれてまして、かなりいい感じ。リフの流れこそ淡白ではあるものの、力強く歌い上げるAメロ、しっとりとしたvo.にプラスして細かい音が生きているBメロは聴き応え満点。さぁサビに、と思ったら、あれ…Aメロいっちゃったよ…。ということで、このメロディ構成がAメロ>Bメロ>Aメロ>Bメロ>Cメロ>サビ(Bメロ)ということで、前作のフロアヒットも完全無視。ひたすらリスナーに向けてのみ訴えかける構成に(笑。いいですね、こういう型にとらわれない思い切った作戦、大好きです。それにしてもAメロ・Bメロともにあまりガッツリとしたインパクトこそないものの、しっかりとしたイメージをもって、一貫性のある哀愁を聴かせてくれてまして、哀愁好きなら文句なく聴き惚れてしまうんじゃないでしょうか?Cメロのメロディライン・歌い方も完璧。サビがBメロと同じなのはちょっと残念ではありますが、全体的にも文句の付け所がない、リスナー向け哀愁の名作に仕上がってると思います。これはおすすめ。いやー、やっぱりこのヒト、唄上手いですよ。
 
07. SPREAD YOUR WINGS / SUSAN BELL & BRIAN ICE
(F.Rizzolo) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 144.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 「WALKING AWAY」や「TOKYO」などでおなじみ、80年代から活躍してるBRIAN ICE=F.Rizzoloと、彼の愛弟子SUSAN BELLのRizzoloチーム強力タッグ。クレジットもRizzoloオンリーと、彼的にもかなり気合いが入っている曲みたいですが。個人的には、予想できた組み合わせだけに、彼がこんなピースフルな曲に走る前の、アグレッシヴ一筋だった頃にやって欲しかったですね。MACHやEurobeat Disneyに収録されてたRizzolo関連曲は、外れのないほど素敵だったんですが…。
 そんな過去形が似合う今作ですが、上にも書いたとおり、朗らかさ満点。ピースフルな香りがプンプンしてくる楽曲になってます。まるでBenatiが書いたかのような、個人的には苦手なタイプですね。別にどこが悪いというわけではないんです。ただ、この雰囲気がね…。たしかにイントロあたりの音の綺麗さは抜群ですけれど、リフがどうもメインのシンセだけ浮き足立っちゃっているような感じで。バックの細かいシンセサンプリングは生きてていいんですけど、どうも好きになれないんですよね。メロもまるで同じような感じ。たしかに音は綺麗だし、メロディラインも素敵。ですが、彼の特徴だったAメロ>Bメロのメリハリのつけかたや、ぐいぐいひっぱるようなBメロの勢いはなんだかパワーダウン。ちょっと好みから外れてきてしまっています。サビのコーラスワークやシンセの動き方は抜群にいいですし、音使いも完璧。単独クレジットだけに、のびのびと作っている自信作であることも伺えますが、やっぱりなぁ…苦手なんですよ、こういう曲調。もうそれに尽きます。こういう平和な曲って、やっぱりキャッチーさ、インパクトに欠けるパターンが多いのですが、ホントその典型例みたいな曲になっちゃってるのが残念ですね。聴き応えはあるものの…って感じですね。こういう曲調が好きな方には、自信を持っておすすめできるんですが。
 
08. JINGLE JUNGLE BOY / BABBY ONE
(C.Accatino - F.Rimonti - R.Festari) / Pro: Accatino & Rimonti
Label: HI-NRG ATTACK / BPM: 160.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 141に収録された「I WANT YOUR BALALAIKA」がリスナーを中心に大受けしてるHRGから、BABBY ONEのおバカ曲をご紹介。SEB140のリリースパーティの時に配布されたパラビにも収録されていたとおり、フロアでの人気は抜群(?)。
 ターザンの叫び声がテキトーにサンプリングされたイントロなんですけど、これもう少し凝ったほうがよかったんじゃないですかね?淡々としてて物足りなささえ感じてしまいます。が、このリフ!141の「I WANT〜」の「DISCOW MOSCOW」タイプのリフで満足できなかった方は、このMACH後期風の激しいリフに圧倒されるんじゃないですか?「MAXI / JOE.D.TOASTER」と「ELECTRO COW / GARCON」を足して2で割って、さらに激しくしたような感じのコテコテのリフは、まさにHRGならでは!Aメロの音使いは少々寂しいですが、はじまりの「My name is...」が「My name is ボコボコ」に聴こえて、最初聴いたとき、なんじゃこりゃ?と思ってしまったのは私だけでしょうか?同様にBメロはじめの「ぶーんぶーんぶぶぶぶーん」は反則だと思うのも私だけでしょうか?いかにもHRGっぽい曲ですよね、ホント。好きですこういうの。Bメロラストからサビにかけての勢い良い展開とサビのキャッチーさは抜群に良く、2つ上のROSEの曲とは正反対にいかにもフロア向けという、狙いすましたような手法には、開いた口がふさがりません。全体的にみても、やっぱり巧く作られてます。微妙な部分はあるのでギリギリですが、おすすめせずにはいられません。いやー、荒削りだけど、やっぱりいいですね、HRG。1曲ってのはやっぱり寂しいので、ガンガン収録してほしいものです。
 
09. GET IN LOVE / SUSY & DAVE
(G.Pasquini - L.Raimondi) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 137.0 / Evaluation: ★☆☆☆☆(1/5)
 すいません…これ、ホントにSUSY WENDERいます?(^^; 耳がおかしくなったかな…。DAVE&DOMINOの間違いじゃ?Bメロラストやサビのコーラスなんて、すげぇDOMINO臭いんですけど。後ろでか細く歌ってるヒトがSUSY?いずれにしてもDOMINOはいますよね?小娘も奥さんの力にはかなわなかったか…(笑。SUSY=SUSY WENDERじゃなくて、EbF21に出てきた「HIGHER」のSUSYさん=SUSAN BELLだったりしたら面白いんですけどね(^^;
 というわけでDAVE&DOMINOの楽曲としてレビューさせていただきますと、相変わらずの平和路線で、個人的好みとはかけ離れた路線ですね。まだ2つ上の「SPREAD YOUR WINGS」の方が、曲作りが丁寧な気がします。メロに響き渡る細かいシンセ音や、Bメロ>サビの展開、どれもかつて聴いたことがあるような流れ。メリハリという部分でも、ずっとのっぺり感が漂ってるのでそれほどないですし、新鮮さはないですね。だいぶ昔から食傷気味なパターンで、あえて突っ込む気力もなくなりそうです。やっぱりDAVE&DOMINOだよなぁ、この曲…。こういう曲調もSUSY WENDERぽくないですしね。
 
10. HEAVEN / KEITH ROLAND
(B.Adams - J.Vallance) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add: L.Degani
Label: TIME / BPM: 141.5 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 最近TIMEはカバーがお好きなんでしょか?どうせなら、カバー専門名義としてT.I.M.E.として出せばいいのにねぇ…。たぶんこのヒト、もう2度と曲ださないんでしょうから(笑。
 曲の方ですけど、カバーですからメロディラインについては口を出しません。全米1位ですからね(笑。で、アレンジなんですけど、イントロのトランスちっくなところはDJ Sammyがカバーしたことを意識したんでしょうか?それなりに雰囲気出ていていいと思います。ただ、このリフはちょっと…。淡々としすぎている上に、こういうシンセ音は、この曲にはどう考えても似合わないような気が…。もう少しこだわって欲しかったかな、と。サビあたりの細かいシンセ裁きは巧いとは思いますが、そこまででしょうね。メロのあたりは、やっぱり淡々とした印象しか受けません。うーん…。そこまで悪いわけじゃないけど、やっぱ微妙かな。
 
11. CRAZY GAME OF LOVE / KEVIN JOHNSON & CHERRY
(C.Moroni - L.Gelmetti) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 158.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 SEB142の中で、全然期待してなかったのにツボにハマってしまった曲がこれですね。4組のデュエットの中でも、この曲が一番じゃないかと思います。なんと言っても勢いがあるのと、無駄にチープでポップなところが素敵です。
 イントロ前半こそ、いかにもKEVIN JOHNSON絡みって感じがするんですけど、後半のバスドラ+ギターのおもいっきり淡々とした部分には、思わず、「おっ」と耳を疑いたくなりますね。たいして凝ってるわけではないですし、何があるわけでもないんですが。この狙ったような透かしっぷりが、逆にツボですね。で、一気につながるリフなんですが、いかにも「HAPPY PHANTOM」のアンサーソング。パターンが一緒です(笑。だがしかし、バカみたいに底抜けに明るいこのリフ、なんと言っても動きが軽やかなのと、後半に挿入される無駄にチープなギター!これですよこれ。この逆説的なチープさが、かえってキャッチーかつポップになっていて、決してスマートとは言えないながらも一貫性をもって攻めてくるんですね。いやー、萌える萌える。Aメロの凝りはイマイチですが、「I FEEL HEAVEN / CHERRY」のAメロのシンセ音をベース音に変えたような感じで、突き抜けるように進んでいく爽快感がありますね。Bメロ以降はちょっと音数も増えますが、それ以上にClaraがAメロ・サビとは違って、しっとりと歌っているところに要注意。さらにBメロ>サビの流れもよく、それに続くサビも2人とも気合い入れて歌ってて実にいい感じ。サビの頭でのタイトル連呼ではなく、サビのお尻でのタイトル連呼でも十分キャッチー。シンセ裁きも流れもよろしく、非常に聴き応えのあるサビに仕上がってると思います。トータルでみても、やはりチープでキャッチーかつポップ。さらに、最近の流行に逆らうかのごとく、BPMも早く、paradoxicalなつくりに大満足です。前述「I FEEL HEAVEN」同様、明るくなれる曲ですね。おすすめ。
 
12. HORROR FANTASY / SCREAM TEAM
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 154.5 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 さて、CD化前からだいぶ話題になって、振りまでついていた曲ではありますが、まぁようやく収録といった感じで。数ヶ月前に音源を頂いて、よく聴いてましたので、さほどの印象を感じなくなってるのも事実ですが(^^;
 まずイントロなんですけど、まぁタイトルどおり、というかお約束どおり、パイプオルガンやサンプリングを使って怖そうな雰囲気を醸し出してるのはいい感じ。ちょっとパーツとしては浮いてますが、SCPにしてはイントロからこだわっていて、珍しいな、といった印象か(笑。けど、リフに入ると、もう全然雰囲気丸崩れですよね(^^; 明るすぎますもん。全然ホラーしてませんし。しっかし、どうして普段と同じシンセ使って、普段と同じように攻めるんでしょうね?SCPはこのシンセ音しか使えないのかと(笑。こういう系なら、「HALLOWEEN NIGHT / G&Q」のように、音を下に下にして、さらに音を細かくして暗さを出したほうがいいと思うんですけどね…。「HALLOWEEN NIGHT」自体、それほど怖そうでもないんですけど、まだそっちの方が怖そうに聴こえます。このリフはちょっと勘弁。メロ以降、たしかに後ろにいる細かいシンセは生えてますし、サンプリングも頑張ってるんですが、vo.と前面に出てくる硬めのシンセ音が、どうもマッチしなてない気がします。Bメロのおっさんの声はまずまずですけどね。サビはタイトル連呼でわかりやすくキャッチー。メロディラインもきっちり組まれていて悪くないです。全体的にはやはり明るすぎるというか、コミカルすぎるのが難点か。こういう題材は難しいですよね。まぁHORROR 「FANTASY」ですから、別にそこまで怖がらせようとしてるわけではないんでしょうけど。最初のインパクト・完成度は高いとは思いますけど、個人的には、そこまでリピートして聴きたくなる曲でもないです。サウンドデザインがね…無難です(笑。
 
13. I FEEL WILD TONIGHT / POWERFUL T.
(L.Raimondi - G.Pasquini - A.Contini) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 148.5 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 5曲目ACE WARRIORの好敵手、Tylantさんの登場。本職を意識させるかのような、重苦しいサウンドスタイルだったような気がするんですけど、Raimondiがメインで作っているせいか、どこかおとなしめの曲に仕上がってます。リフが重たくないというか…。
 寂しいながらもイントロはオトナっぽいというか、落ち着いている雰囲気。特に後半のギターが鳴り響く部分のバックで地味に動くシンセ音なんて良いですよね。さぁここから一気に来るぞ、と思ったら、リフ以降もなんだか大人しい感じ…。シンセメインで重くないからなんでしょうか、ちょっと物足りなさを感じてしまうのは、私だけではないはず。ベースの鳴りはいい感じなんですけどね。同様にAメロも、どちらかというと細かいシンセに耳が行く、というか、あえてギター音を抑えているのかと錯覚してしまうほど。vo.ものっぺり歌ってますし。Bメロこそギターがよく鳴ってますが、やっぱり展開はさほど変わらず。もっと早口でガンガン攻めて欲しかったので、ちょっと思惑が外れた感じですね。ただ、流れ自体はスムーズで聴きやすい気がします。サビは完全にシンセメインに様変わり。vo.もやっぱりおとなしく、それはそれでいい感じに仕上がってます。今までの「激しい」の一辺倒だったスタイルから、大きく、秋らしい雰囲気に変わったのは、彼にとっても収穫でしょう。トータル的に、激しさを抑えつつも、おとなしくしっとりと「聴かせる」スタイルで、フロア受けはしないでしょうけど、リスナー的には非常に味わい深い作品になっていると思います。あと一歩感は否めませんが、綺麗に仕上がってますね。
 
14. SHAKE IT UP / DRAMA
(G.Foglia - S.Coen) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 151.8 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 なんだか幻想的なピアノ独奏からスタートするこの曲ですが、リフの後半になるとだいぶ印象が変わってきて、リフではCoen節が炸裂する、なんともバランスの悪いオープニングです。Fogliaがイントロ作って、Coenがリフ以降のメロ作ったんでしょうね、きっと。イントロはなかなかいい感じ。綺麗にまとまっているんですが、リフがなぁ…。このペニャペニャした感じが、どうも全体的に浮いてる気がするんですよね。それ以外の部分はなかなかしっとりしてるんですけど、ここだけが、妙に気を吐いてる感じです。メロはまずまず。ホヨホヨした独特のシンセ音がBメロまで淡々とバックを占め、その代わりBメロが全然盛り上がりに欠けるしくみに。転調自体は悪くないと思うんですけど、もう少し雰囲気をもたせたまま、引っ張ってもよさそうなんですけどね。のっぺりとしたシンセとシンバルでしか上げてないのはなぁ…。サビ自体がなかなかガッツリ来てるだけに、ちょっともったいないです。まぁ全然シェイクされてないんですけれども(^^; それにしても、このラストのフェードアウト、酷いな…。
 
15. RAININ' IN MY HEART / MELISSA WHITE & ACE
(S.Castagna - E.Somenzi) / Pro: S.Csatagna
Label: SCP / BPM: 154.5 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 珍しい組み合わせですよね、この2人。2人とも意外と哀愁が似合いそうな気はするんですけど、こういうの無かったですよね。ある意味、SCPも新しいジャンルを開拓してるような気がします。
 イントロ前半のアコギと機械音の絡みはなかなかいい感じ。SCPにしてはイントロが長いんですが、綺麗に出来てる後半あたりからもう少しボリューム上げてもよかったんじゃないですかね?いきなり大音量でリフが始まるもんだから、結構びっくりします。でもまぁ、SCPにしては作りはなかなか。ただ、リフが、あんまり哀愁を感じさせないんですよね。もう少しおとなしくして欲しいところ。Aメロの一捻り入れたメロディラインと男女の掛け合いはなかなか。ただ、Bメロの流れがあまり好きなパターンではないですね。音もAメロと同じような仕組みですし、ここはACEのメインvo.の後ろに、MELISSAのコーラスあたりを入れて、しなやかに攻めて欲しかったです。ちょっと足りないんだよなぁ、やっぱり。サビは「WHEN I CLOSE MY EYES」を意識したのか、どこか聴き覚えのある感じに。サビ前8拍でムリヤリ盛り上げただけなので、爆発力は弱く、全体的にもなんだかなぁ、といった印象。綺麗なメロディラインだとは思いますが、「BIG ON EMOTION」同様、パンチが弱いんですよね。こう、グッとくるものがないんですよ、やっぱり。うーん…。
 
16. GET ANOTHER CHANCE / MEGA NRG MAN
(G.Pasquini - S.Oliva - F.Contini) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 155.5 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 A-BEAT引退説も浮上して(いや、ウチが流したんだけど…)、何かと話題なThomas兄さんの新曲。この名義での次回作は果たしてあるんでしょうか?Norma嬢作詞の歌詞では引退をちょっと匂わせてたりしますが。
 さて、音の方ですけど、いかにもMNM名義なスピーディーかつパワフルなサウンドメイキング。全編ギターのフィーチャーでで攻めるかと思いきや、目立っているのはイントロの前半のみ。後半になると、Oliva臭いバスドラ主体の、勢いを持たせつつも爽やかな感じになってます。リフの動きは多いものの、なんだかそのスピードについていけてないというか、重苦しい印象をも持ちますね。「OVER THE RAINBOW / POWERFUL T.」のようなリフになってます。全体的に涼しく爽やかなので、リフだけがちょっと浮いていて、もったいない感じ。スピードにまかせて、もう少し爽やかに攻めた方が良かったかもしれません。前作「IN THE NIGHT」ほどの重さではないんですけど、「WHITE LIGHT / MR.GROOVE」くらいの爽やかさの方が気持ちよさそうな感じ。リフそのものは悪くないんですけどね。
 Aメロ以降は典型的A-BEATスタイル。重たいバスドラに、ベースのカット音。さらに微弱なシンセ音が絡まるスタイルですが、今作もまさに典型的パターン。これといって特徴的な部分はないですね。それに対してBメロは、メインのシンセを一本追加し、そこそこの盛り上がりをみせる上に、Aメロと比較するとのびのびと歌っていて、メリハリもばっちり。Aメロ。サビとの連携もうまく、なかなか聴き応えのあるつくりになってます。サビはタイトル連呼。キャッチーさはあまり感じられませんが、男気を感じるほどの気合いの入れ様。MNM名義にピッタリのヴォーカルワークで、実にしっくり来ますね。サビ真中とラストに挿入される叩きや、微妙に後ろで響いているギター音なども効果絶大で、パーフェクトな作り。Extended部分のギターソロもなかなかで、全編通して聴きやすい曲に仕上がってるんじゃないですかね?リフとAメロがちょっと惜しい気がします。もうちょっと軟派な感じでお願いしたいところ。
 
17. WALK A MIKE IN MY SHOES / CRYSTAL
(G.Foglia - A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 ファンの皆様、お待たせしました!今月のLeo様のお時間です。彼の手からヒット曲が生まれなくなって久しいですけど、相変わらずの原点回帰路線は健在(^^; 今作も「最近のLeo」の曲です…。もう「昔のLeo」には戻らないのかしら…。
 ということで「最近のLeo」曲。淡々としたイントロは、さながら「LOVE BANG BANG」のイントロを落ち着かせて、現代風にアレンジしたような感じ。先にバスドラを入れておいて、リフ前32拍で音を抜いてサビメロを入れるのは、彼の昔からの常套手段ですから。これでもう一本シンセが動いてくれれば問題ないんですけどね…。ただ、イントロ>リフの流れ=リフの最後4拍ですけど、個人的には結構好きですよ。まとめ方はさすがLeo様、とても綺麗に仕上がってます。リフの淡々とした流れは、インパクトこそ無いものの、どこか奥が深く、雄大な感じ。秋っぽい感じがしますね。メロの基本構成は昔から変わっていないものの、やはり音数を減らし、いかにも淡々と作っているだけに、聴きどころがあまりないのは否めません。ただ、メロティラインはとても綺麗じゃないですかね。サビもほぼ同様ですけど、やはりインパクトがないんだよなぁ…。タイトルが長い上に、わかりづらいのもあるとは思うんですけど、それにしても昔と比べるとずいぶんと勢いが減ったもんです。ここだけはあまり感心できませんよね。もう少し、ガッツリとサビで訴えかけるくらいの迫力が欲しいところです。やっぱりこれ以上の☆はあげられないなぁ…。
 
18. HAI HAI HAI (Dance across the nations) / MARKO POLO
(R.Gabrielli - C.Moroni) / Pro: Newfield & Sinclaire / Add : R.Gabrielli
Label: DELTA / BPM: 160.5 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 はいはいはい、こちらもお待たせしました!JGTCはもとより、ただいまフロアで一番人気のこの曲がついに収録。4曲目「CRIMINAL FIRE」同様、The Hit Maker=Roberto Gabrielliの作品であります。もう、タイトルとクレジット見ただけで五つ星確定ですが(笑。
 イントロは「CRIMINAL FIRE」と同じようなパターン。Claraの「C'mon DJ」のシャウトからスタート。続いて固めのバスドラにリフメロが重なっていきます。まぁこの辺は淡々としているんですが、やはりリフに入るともう格別。何も考えてなさそうなメロディラインのリフなんですが、ハンドクラップのサンプリング効果か、バスドラにぐいぐい吸い込まれるような錯覚さえ覚える、引きの強いリフに仕上がってます。Aメロはじめの「Fire Fire Fire」や「Higher Higher Higher」「Bye Bye Bye」といったタイトルどおりの3連呼で攻めつづけるくせに、それがしつこくなく、すんなりと流れになじんでいるのは、やはりメロディのつくりが巧いせいなのか、絶妙なアクセントとなってます。まぁそれ以外にAメロでは特徴的な部分ってなかったりするんですが…(^^; ただ、Bメロ主旋律のうしろで、細かいんですけど、ずっと「ボコボコボコボコ」…っていうシンセが鳴り響いているの、わかりますか?この細かい配慮と、グイグイと盛り上げていくメロディ進行はさすがの一言。実に聴きやすいですね。サビはもちろんタイトル連呼。「HAI HAI HAI」で盛り上がらないわけがないってもんです。マイナー音のシンセのうねるような音と、適度に配置されたハンドクラップ&ドラムロールは、もはやGabrielliの十八番ですかね?トータルで見ても、下手に明るすぎず、物足りなさも感じさせずで、完璧。これだけの安定感とヒットポテンシャルを感じさせるのは、GabrielliとDi Marcantonioくらいですよ、ホント。はい、もう何も言わずにおすすめしておきます。
 
このコーナーは、私michelleが勝手気ままに新譜をレビューするコーナーです。
すべて自己流の聴き方によるもので、いち個人としての見解を述べているまでです。
基本的に、発売当日にレビューしてますので、おすすめ&レビューは第一印象がすべてです(^^;
聴きこんでいくうちに気に入ってしまう曲も多数ありますので、つっこまないでください(笑
過去のレビュー
SEB141 /