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Last Update : 2004/01/22
 
遅くなりましたが、SEB144レビューです。
あんまり評判よくないみたいですが、個人的には推したい曲もあったりで、
なんというか、あたりはずれの大きなアルバムになってるような気がしますね。
ビッグヒットに結びつくようなインパクトは感じませんけど(^^;
でもまぁ、1年前の134もたいしたことなかったような…。
145に期待、といったところでしょうかね。
過去のレビュー
SEB142 / SEB141 /
01. FACE TO FACE / ODA
(G.Foglia - C.Moroni) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 153.8 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 さて1曲目。前作「SEX CRIME」が空前の大ヒット(?)だった小田さんの新曲。すでにアナログも出回っていて、一応の評判は取り付けたようですが…。個人的には、あんまり好きになれないタッチの曲ですね。パンチ力不足というか、インパクト不足というか。イントロも、38秒あるくせにさほどの盛り上がりを見せずに、最後に極端に上げてリフに突入しますし、リフもペニャ系シンセの単純な動きで、どうも。まぁハンドクラップを聴かせている以外には特にこれといった特徴もなく、メロに進んでいくわけですが、こちらもなんだか盛り上がってるんだか盛り下げてるんだか。味のないMIKE HAMMER名義の曲みたいでゲンナリ。Bメロの進行はまずまず良いですが、サビがなぁ…、フツーなんですよ。タイトル連呼してるはずなのに、あんまりアタマに残らないし。逆に「うぉぉ」の方がアタマにこびりついてますし。ODA名義で一つのサウンドスタイルを築きたいなら、「SHY GUN」みたいに完全になりきらないと。これじゃぁ、ちょっとパーカスの多いMAX COVERIみたいで。聴けないことはないけど、騒ぐほどの曲じゃなさそうです。
 
02. DO YOU WANNA BE MY SECRET LOVE / MADDY LAYNE
(C.Accatino - F.Rimonti - R.Festari - A.Girbaudo) / Pro: Accatino & Rimonti
Label: Hi-NRG Attack / BPM: 158.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 今回のSEBもHRGはこの1曲…だいじょぶなんでしょか?(^^; で、今作は、なんていうか「LOVE IN VENICE / LILLY」をベースに、「VIVA L'AMOUR / CHRIS」と「FLYING AROUND THE WORLD / BAZOOKA GIRL」のフレーズを足した感じの曲で、この名義最大のヒット(?)「JOY AND SORROW」のような曲とは雲泥の差が…。一言で言ってしまえば、後期MACHの真ん中あたりに収録されてた曲、とでも言いましょうか。たしかにHRG哀愁で、サビなんかは、非常に聴き応えがあるのですが、これもいまいちパッとしないんですよね。既存の曲のパーツを切り貼りした感じで、なんでこの曲がチョイスされたのか、理解しかねます(苦笑。どこかしら、聴き覚えのあるフレーズが存在するのも、やはり面白みに欠けるというか。個人的にはリフとサビだけ。Aメロラストなんて、まんま「FLYING〜」ですし。これもフツーです。
 どうでもいいのですが、MADDY LAYNE名義は、MACH3以来ではなく、MACH7以来ですよ、渡辺さん(笑。
 
03. IT'S A BEAUTIFUL DAY / MONIQUE
(F.Rizzolo - G.Pasquini) / Pro: Dave Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 144.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 はい、今月のRizzoloの時間です。今回の収録曲のなかで一番Rizzolo臭いのがこれ。EUROBEAT DISNEYに収録されててもおかしくないような、そんなリフ&曲展開で、Rizzoloファンはリフを聴いただけでおなかいっぱい(笑。とはいいつつも、BPMがいやに低い(BPM:144)なので、彼特有のスピーディーかつ大胆な作風などとは、間違っても言えない、歯がゆい作りに…。こうやって、シンセをメインに出してくるなら、160くらいでガッツリ攻めて欲しかった、というのが正直な感想。でも、各パーツ自体は悪くないですよ。軽いながら重厚な音使い、じわっと音をプラスしていく作り方は、Rizzoloファンならずとも唸るのでは?Bメロは微妙ですが、サビは自然な流れで、軽すぎず重すぎず、絶妙なバランスに仕上がってると思います。しっかし、このイントロはなんだかね…。まるで10年くらい前のA-BEATの各アナログに収録されてた「Bonus Beat」みたいな感じ。思わず減点しちゃいますよ、これは。もう少し凝って欲しかった。
 
04. QUEEN OF MY ECSTASY / DAVE SIMON
(S.Valeo - S.Dall'Ora - A.Clerici) / Pro: Maiolini & Dall'Ora
Label: TIME / BPM: 157.8 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 よくみたら、「ROCK OVER EMOTION / SYM 1」と作家・vo.など全く同じ組み合わせなんですね。そんなSimoneさんの新曲は、すでにアナログに先行収録済み。「KING OF YOUR EXTASY」と対になる曲でしょうかね?でも、アナログ発売時には、これといったレスポンスはなかったような…。
 サウンドの方はといえば、これが「KING OF〜」よりもはるかに上出来。イントロ後半のリフちっくなシンセ裁きから、本リフに移るわけですが、そのリフが、のっぺりしてるくせにどこかクセがあって実にいい感じ。微妙にバックに聴こえるペニャシンセとも相まって、どことなくアタマにこびりつく、そんなヘンテコなリフに仕上がってまして、ずいぶん聴き応えアリ。アナログ派の方は、Extended部分後半の、バスドラ抜きのリフも聴いてみてください。聴けば聴くほどハマっていきます(笑。ちょこまかシンセで誤魔化した感のあるAメロはちょっと寂しいのですが、Bメロの音の重ね具合やサビへ入ってのスパークは一級品。vo.もサビではパキパキと歌ってまして、なかなか聴き応えあります。さらには、サビラストからリフへの連携。シンセと爆発音の絶妙な組み合わせ、ぱっぱっばーん、てな感じで、ここ素敵です。全体的に、わりと怪しく変態的なのもいいですね。「ROCK OVER EMOTION」とは一味違った作風が楽しめること請け合いです。アナログ派の方は、ぜひともアナログで聴くことをおすすめします。CDでは、Extended部分後半のおいしい部分がカットされちゃってるので…。
 
05. I REALLY WANNA BE YOUR MAGIC / NUAGE
(G.Pasquini - F.Rizzolo - S.Oliva) / Pro: Dave Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 141.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 さて、名実ともにDOMINOを押し退けて、いまやA-BEATで一番のディーヴァにのぼりつめたNUAGEさん。毎度毎度、同じような路線で頑張っているんですが、そろそろリスナー側に飽きが来たのか、「IT'S HOLIDAY」はいいレスポンスを伺えなかったような…。今回は、そんな「IT'S HOLIDAY」にも負けず劣らずインパクトの薄い曲に仕上がってますね(^^; まぁ基本スタイルは「DON'T WANNA〜」に近いものがあるんですが、フツーのEUROBEAT楽曲を低BPMしたような感じで、これといって特徴的なわけでもなく、って感じです。メロをずいぶんしっとりと歌っているので、攻めるイメージがなく、どちらかというと守りな、平和なイメージ。サビは微妙なスパーク感こそ感じられますが、キャッチーさは皆無で、なんだか全体的にのっぺりした印象。ただ、やはりA-BEATが一番力を入れているアーティストなだけあって、サウンドメイキングは丁寧すぎるほど丁寧。3人の作家のいいところが存分に発揮されているような気がします。それゆえ、非常に聴きやすい。安心して聴けますね。ただ、あんまり低BPMでスタイルを固めちゃうと、リスナーが離れそうなのが怖い。そろそろ「BABY GET〜」のように150くらいまで上げていくのもアリかもしれません。
 
06. I WANNA TAKE A CHANCE / DUSTY
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 JGTCに先行収録、アナログも先にでて、SEBのみのCDユーザーの方は、ようやく、といった感じでしょうか。一応ヒットしているらしきDUSTYの新曲は、このvo.にはもったいないほどドリーミーな、聴かせる曲に仕上がってます。まぁSCPの曲ですから、メロディラインの美しさは抜群。落ち着いたサウンドに、しっとりと歌い上げるvo.… なんだかDUSTYらしくないですが、サウンド自体は綺麗に流れてる気がします。が、イントロが少々寂しいのと、Bメロの盛り上がり・メリハリがイマイチなんで、どうしても耳がサビとリフに行っちゃうのが難点。そのリフもいかにもSCPシンセで聴き飽きそうな感じなのが、個人的にはチョット。JGTCの時の方がBPMが高くて良く聴こえましたし、なんていうかNON-STOPの方が合いそうな曲だと思います。やっぱりこのvo.は高BPMの方がいいのかな、なんて。
 
07. THE GAME OF MY NAME / DOMINO
(A.Gatti - S.Oliva - A.Kozato) / Pro: Dave Rodgers & Sandro Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 146.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 「体育会系のノリでさぁ!」…コザトさん、余計な日本語は教えないでください(笑。いや、ここはここで、DOMINOが巻き舌使ってたりして、細かく聴くとかなり面白いんですが…。Bメロ最初「若人よ」が、バックコーラスでは「若者よ」になってたりして、日本語だけでいろんな意味で楽しめます(^^;
 サウンドなんですが、これは完璧。最近のOlivaの色がよく出てるんじゃないでしょうか。イントロもわりと凝ってますし、トランスのようなキラキラ系のシンセを使ったリフ、メロの浮き沈みの顕著なシンセの使い方、各パーツのメリハリのつけ方など、新世代のユーロビートとしては、ホント文句ないサウンド。インストで聴きたいくらいです。ただ、誰だかよくわからないけど、この変な男のヒト、邪魔…。サウンドが微妙に哀愁がかってていい雰囲気なのに、この男のせいでぶち壊し…。「POPTEEN」の時にも思ったんですけど、DOMINOが日本語で歌うときって、バックトラックが凄く良かったりするので、ホントもったいない。英語版でないかな…(笑。
 
08. FREEDOM / JACKSON 'O
(S.Dall'Ora - L.Degani - L.Campani) / Pro: Maiolini & Dall'Ora
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 新生TIMEから新名義。ここだけの話なんですが、手元の資料によりますとホントは「JACKY 'O」名義だった模様。オトナの事情により急遽名義変更されたんでしょうか(笑。たしかに、GambogiとGianniだと全然違いますからね…。「JACKIE O」名義で新曲もあるみたいですし…(謎。
 そんな「JACKSON 'O」名義のデビューは、「SPITFIRE / LOU TURNER」などでおなじみのLorenzo Campaniさんを従えてのもの。そのおかげかどうかはわかりませんが、いままでのTIME楽曲とは一味違ったものに。確かにTIMEくさいオープニング〜イントロなんですが、イントロの最中のvo.の入れ方や「ぁうっ」のシャウトなど、なんだかわくわくさせられるつくり。リフが、シンセを落としてギターをメイン据えているので、とてつもない物足りなさなんですけど、それ以外はホント完璧。AメロからサビまでGambogiの早口っぷりに唖然とさせられる上に、Bメロ後半からの一気の盛り上げも素晴らしく、さらにはタイトル連呼のサビ&キレのよいサビラストと、ホント文句なしの出来映え。どっかの'80s Rockのユーロビートver.のような感じさえさせてくれる、絶妙なスタイルで、思わず目を丸くしちゃいますね。リフがホントもったいないんですけど、でもメロ以下の破壊力に免じて、おすすめしちゃいます。これはおすすめせざるを得ないです(^^; BPM以上に速く聴かせてくれるあたり、完全にツボ。ユーロビートはこうでなきゃ。良曲です。
 
09. WAKE UP! / KIKI & FANCY
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 151.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 …いつものSCPコミカル路線です(笑。Aメロが微妙に「HORROR FANTASY」してる以外、これといった特徴はなし。イントロも無難なつくりな上に、リフがなぁ、いつもと同じなんで、いい加減聴き飽きたかな、と。相変わらずのサビ中心主義ですが、タイトルが短すぎるのも影響してか、さほどアタマに残らないつくり。同じコミカルでもレーベル創生期の「JUNGLE NIGHT」のように一捻り欲しかったかな、というのが正直な感想ですね。コミカルなのにあんまり勢いを感じないのが残念。弾けたほうがいいよな、やっぱ。
 
10. GETTIN' YOU GETTIN' ME / J.STORM
(G.Pasquini - F.Contini) / Pro: Dave Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 152.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 こちらもJGTCに先行収録され、話題になった曲。ですが、最近発売されたアナログにも入っていなかったためか、そこまで脚光を浴びたわけでもないんですね。というのも、やはり全体としてのっぺりした印象だからでしょうか。単調なギターメインで味のあるイントロはともかく、リフにもう少し勢いが欲しかったかな、というのが本音。BPMがわりと低めなだけあって、動きの少ないこのリフだと、あまり目立たないかな、と。トラック自体は、後ろに温く動くシンセがそこそこ効いているのですが、大胆さに欠けるとでも言いましょうか、温い進み方がこのHM/HRっぽいvo.を殺してしまっている気がします。このヒトももう少しBPMを高めに、リフも動きをつけた方がよさそうですね。インパクトが足りません。
 
11. STAND INSIDE MY LOVE / MARIA VALENTINO
(D.Di Marcantonio - M.Rossi - L.Stanga) / Pro: D.Di Marcantonio & L.Stanga
Label: VIBRATION / BPM: 160.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 BPM計って驚愕。160もあったのね…。哀愁だろうがアグレッシヴだろうが、とにかく高速志向のVIBですが、ただ速いからというだけでは理解が得られないのも事実。そこで出てきたのが、こんな素敵な曲だから、VIBファンはやめられません(笑。
 イントロ。「DONNA TOKYO」同様、呻き声がひっそりと絡んでるんですが、その背後の単調なバスドラとオーケストラちっくなシンセ、これ素敵じゃないですか?なんか独特な色を醸し出していて、嵐の前の静けさとでも言いましょうか、ずいぶん綺麗に仕上がってますよね。リフは、これまたどうしてめちゃくちゃ激しい。ピアノのリフを想像していたのですが、いい意味で裏切られた感じですね。サビまで聴くと、これくらい激しく、荒削りの方が合うんですよ、やっぱり。VIB独特のシンセを縦横無尽に動かす手法を、こんなド哀愁で聴けるとは…。リフの中だけでもきちんとメリハリつけていたりと、ホント文句なし。それに続くAメロは、リフとは対照的に、非常に落ち着いているもの。ピアノと、ポコポコシンセで綺麗に纏め上げていてGOOD。Bメロは、Dimaお得意の、32拍を使った、グイグイ引っ張る壮大な盛り上げ。後半のドラ切りで気合いを入れてる部分も評価高いですね。さらにサビは直前の落としから、一気に突き上げるスタイル。さらには重なり合うシンセで引っ張りまくり。ラストも、Bメロ後半と同じように、ドラを切ってガンガン攻めてます。そして最後は、お得意のドラムロール(笑。もう、完璧です。雰囲気もM.Rossiが絡んでいるだけのことはあって、ホントに壮大。Dimaだけでなく、Rossiの哀愁観が十分発揮された良曲といえるでしょう。時間をかけて、丁寧に作られているような印象を受けますね。VIBファンならずとも頷ける曲じゃないでしょうかね。自信をもっておすすめします。ってか、もっとVIB楽曲出してくれ!
 
12. IT'S MY LIFE / NIKO
(Bongiovi - John F. - S.Richards - S.MArtin - Karl) / Pro: Bratt Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 145.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 うーん…色の薄い低BPMユーロビートになってしまっている…。仕掛け人=Sinclaireで、メインのシンセの動かし方はいかにも彼らしくて悪くないのですが、たまにこういうシンセを持ってくるのならば、もう少し音を厚くしてもいいんじゃないでしょうかね。いつも以上に音の重ねが少ないので(BPMが低いのでなかなか気付きませんが)、トラック自体に物足りなさを感じてしまいます。「DA BURNING TOKYO」を低BPM化した感じで。ただまぁ、随所に見られるアイディア自体は悪くないと思います。旋律はカバーなので何も言いませんが、ここまでメジャーな曲をカバーしてしまうと、ユーロビートのvo.さんの歌唱力のなさに愕然としますね。比べる相手が悪いのですが。Jon Bon Joviには敵いませんけど、10年選手のM.Di Iorioでさえこんなもんかよと。
 
13. SATURDAY MORNING / VANESSA
(S.Dall'Ora - L.Degani) / Pro: Maiolini & Dall'Ora
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 うぉーうぉっぉっぉっ…(^^; あぁ、もうこの時点でダメです(笑。個人的に、Elana嬢はこういう無駄に明るいPOPS路線よりも、「IF ONE MORE DAY」(これはメロがねぇ…)のような微妙にダークな曲の方が似合うと思うんですよ。ただ、イントロのトラック自体はいい感じ。5月くらいの陽気をイメージさせる暖かいサウンドでグングン引っ張っていってます。リフは、トラックの夏気分とは打って変わって季節外れなクリスマスベルをフィーチャー。おーぃ…。朝…うーん、朝なのか?朝というか、昼間のソープオペラっぽい感じのするメロディラインでメロに突入するわけですが、こちらはなかなかのメリハリ具合。ただ、Bメロの盛り上げが急すぎるのと、テキトーっぽいサビの歌詞にはちょっとゲンナリ。Elena嬢好きな私としては、非常に納得のいかない結果ですね。まぁ、TIMEらしいサンプリングや細かいシンセを入れてるあたりは好感持てますが、やはりちょっと不足部分が多すぎるかな、といった印象です。うーん…
 
14. MOON CHILD / ACE
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 145.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 で、ついにはACEまで低BPM路線へと…。なんでもBPMを落とせばいいとでも思ってるんでしょうか(笑。しかし、SCPにしては珍しくイントロからずいぶん聴かせる作りになってます。特に前半の弾き語りっぽい部分なんて、なかなか味があっていいですね。後半のギターとシンセの絡み合いも満足。しかし、イントロからリフへの連携が拙すぎ。せっかくのいいイントロも後味の悪い印象をもたざるを得なくなります。うーん…。リフもSCP独特のまったりシンセが、A-BEATの平和路線臭い進行をしてまして、ちょっと意外な感じ。その後のメロからサビにかけてですが、落ち着いていていい雰囲気。流れも綺麗で、まさにCodenottiの一人舞台(笑。欲をいえば、もう少しメリハリつけた方がよかったかもしれませんが、それでもvo.がファルセットを巧く使っていたりで、実に美しく聴かせます。でも、アタマに残るかどうかといわれたら、それは別問題。重いトラックがどことなく苦しくさせている気も。なんかもったいないです。
 
15. MUSIC IN MY HEAD / DENISE
(L.Gelmetti - G.Foglia) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 Gelmetti-Fogliaって、実はあんまり見ない組み合わせなんですよね。ヒット曲が少ないだけじゃなくて、数的にもホント少ない。そんな彼らが、Gabrielliで爆発したDENISE名義を引き継いだわけですが、これがどういうわけか、今日(23日)現在、非常に受けが悪い…(^^; いやー、個人的には、買って初めて聴いた瞬間に鳥肌が立った曲なんですが…。
 まずイントロの出だしの「うぉー」からやられてるんですけど、そのあとに続く、Rockちっくなドラ裁きの上のサビフレーズ。浮いてるようでいて、かなり絶妙にマッチ。彼らのセンス丸出しな気がします(笑。で、一番きたのがこのリフ。ゆっくりめなスタートから、まるで何かを背負い込むかのような音の重ね合わせ。シンセが4本5本と重なっていく姿は、ナニゲに感動的。ごちゃごちゃしてるようでまとまっているのも、ホントに彼らの巧さを感じますね。Aメロこそちょっと物足りない気がしますが、Bメロ前半のバックコーラスと、後半のグングン上がっていく部分は、vo.が力を込めて歌っているせいもあって、ヤバすぎ。サビも、決してロマンティックとは言えないけれど、重厚感と悲壮感が一体になって広がってまして、さながら、男にもてあそばれてる恋愛下手な女の子の心の叫びのような、そんなシーンがアタマに浮かびます(俺だけ(笑。)。全体を通してみると、綺麗ではないものの、やはり巧くまとめているな、という印象。サビ後の4拍なんて特にそうですよね。リフとBメロとこの悲壮感でインパクト十分。化けるかもしれませんよ、この手の曲は。おすすめです。
 
16. NIGHT FLIGHT TO TOKYO / MATT LAND
(G.Pasquini - S.Oliva - F.Rizzolo) / Pro: Dave Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 152.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 なんだこのイントロは(笑。最初のシンセにサンプリングにベースの入れ方…聴き覚えありまくり。昔のネタ帖ひっくり返しましたー、みたいな感じでなかなか。なんか、みんなで笑いながらかき回してそうで、それを想像するのも楽しいかと(笑。シンセの音が高すぎるのか、走らせすぎなのか、リフがちょっと聴き苦しいのですが、でもバスドラ+キックのおかげもあって非常にスピーディ。tr.10の「GETTIN' YOU〜」と同じBPMとは思えません。メロ以下もネタ満載。ちょっとだけMatteoさんのvo.が埋もれてる気もしますが、相変わらずのMatteo 節は健在。サビはもちろん聴き覚えあるんですけど、個人的には「NIGHT FLIGHT TO VENUS」よりも聴き応えあって好きですね、サビは。韻を踏んでたりしてがんばってますし、進行自体もすんなり。でも、なんていうか二番煎じ的な匂いがプンプン。そして、この名義にしてはちょっと軟派すぎる気も…。悪くはないのですが、1曲目にもってこないのもわかるような。大御所3人集まってこれかよ、という、裏切られた感はしますね。ちょっと減点。
 
17. RUNAWAY / DONNA
(A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 147.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 ヴァイオリン?しかもこの歌詞…何かの映画にインスパイアされたんでしょうか(笑。でも、サビはなかなかいいこと言ってるんです。俺も逃げたいよ(笑。Sinclaireも逃げたいんでしょうか。
 サウンドは、なんていうか最近のSinclaire丸出し。リフのペニャシンセなんて、ホントよく聴く気がします。さらに、そのあとのAメロが28拍× 2で不規則なので、どこか違和感が。その時点でもう、フロアに持っていけないんですが…。Bメロも彼らしく控えめで、一気にサビ。サビはまぁ流れも良く、意外と聴けますけど、やっぱり全体的にインパクトに欠ける音作りに終始されていて、毎度のごとくもったいない気がしますね。でも、vo.の使い方、Aメロラストのシンセの入れ方など、彼らしい部分も存分に発揮されていて、酷評するほど悪くもないんですよね。これはこれとして、彼の新しいスタイルだと思えば、十分に聴きこなせる曲ではないでしょうかね。受けるかどうかは別として(^^;
 
18. CAR OF YOUR DREAMS / DAVE & NUAGE
(G.Pasquini - S.Oliva - A.Contini) / Pro: Dave Rodgers
Label: A-BEAt C / BPM: 152.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 出ました、浮気カップル(笑。「大阪オートメッセ」のテーマソングにふさわしく、クルマの音が程よくサンプリングされてるのが特徴ですかね。サウンドはきっちり者のOlivaをメインに、Contini社長の腕も光るかたち。もう、イントロから気合い入れまくり。ちょっと古臭いフレーズを使っていたり、サンプリングでいきなりリフに持っていく手法は納得いきませんが、でもまぁ悪くないでしょう。そのリフですが、まさに正攻法。最近のA-BEAT男モノを象徴するかのような、動きの多い、野太いシンセでかき回してます。Aメロは、これでもかとギターを鳴らしてますが、ギターを取ってしまえば、意外とあっさりしてそうな感じで、もう少しシンセなどを突っ込んでも良かったんじゃないでしょうかね?ちと物足りない気が。しかし、Bメロ以降はほぼ完璧。DAVE自身でしょうか、冴えるバックコーラスにNUAGEのしっとりvo.。後半部の盛り上がり方も絶妙で、いい具合にサビへの連携がとれてますね。サビはタイトル連呼でもないくせにわりとキャッチーで、しっかりしたつくり。余計なものを抑えて、聴かせてるような気さえしますね。スピード感もあり、インパクトもアリで、ホームランとまではいかないものの、ヒット性のあたり。DAVE&DOMINOの平和路線よりは、全然マシな気がします(笑。収穫としては、NUAGEもこれくらいのBPMでも十分対応できることですかね。意外と男臭い音にも合いそうな予感。DAVE&NUAGEの組み合わせはこれからも増えるでしょうし、まぁ期待していてもいいんじゃないでしょうかね。今後に期待しつつ、おすすめしておきます。
 
このコーナーは、私michelleが勝手気ままに新譜をレビューするコーナーです。
すべて自己流の聴き方によるもので、いち個人としての見解を述べているまでです。
基本的に、発売当日にレビューしてますので、おすすめ&レビューは第一印象がすべてです(^^;
聴きこんでいくうちに気に入ってしまう曲も多数ありますので、つっこまないでください(笑
過去のレビュー
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