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Last Update : 2004/06/01
 

だいぶ遅くなってしまいましたが、SEB148レビューをお届けします。

今回は、時間があいたうちにだいぶ聴き込んでますので、
どうしても主観的になってしまっていまして、
あんまり面白くないかもしれませんが、お許しください。

「POWER DIET CLUB DANCE」は、暇があったら書こうと思います。
書きたい曲は山ほどありますが、時間がなさすぎです…(泣。

過去のレビュー
SEB147 / SEB145 / SEB144 / SEB142 / SEB141 /
01. SUPERBAD / NIKO
(M.Rizzi - C.Moroni - L.Gelmetti) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 152.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 はい、一発目はDELTAから。最近はカバーモノでお茶を濁しつづけていた彼ですが、ようやくオリジナルで復活してくれました。ところで、私の聴き間違いかもしれませんが、この曲、クレジット間違ってませんか?名義の問題ではなく、音的にRizziさんの変態的なシンセ使いや、Newfieldの細いドラの音ではないんですよね…。ドラの重さやシンセの使い方、曲展開から判断するに、明らかにSinclaire絡みじゃないでしょうか…。とてもじゃないけど、このメンバーで作ったとは思えません…。
 まぁそれは置いといて、楽曲の方へいきましょうか。まずイントロ(オープニング)のギターの掻き鳴らしに、「おーっおっ」の掛け声、この辺はいかにもNIKO名義のSinclaire。その後の音を減らしたBメロなどの展開もあってか、「MUSIC FOR HIRE / D.ESSEX」のアンサーソングのように聴こえますね。リフもメロの展開もわりと似ていますし、「MUSIC FOR HIRE」で萌えた方は、意外とあっさり聴きこなせるんじゃないでしょうか。Bメロがナニゲに淡々としていすぎて、個人的にはここが気になる部分なのですが、サビの勢いなどもまずまずで、この名義としては久々にヒットに近い曲となりそうな気がします。ただ、やっぱりSinclaire=NIKOのイメージに照らし合わせると、シンセの鋭さが甘く、もう少しパキパキしたシンセでバリバリと攻めて欲しかったな、という印象は拭いきれません。悪くはないのですが、やはりどこか物足りないですね。「H.S.E. HYPER STAR ENERGY / D.ESSEX」や「SHIBUYA GIRL / VICKY VALE」のように、パキパキのシンセで攻めたならば、また印象が変わってくると思うので、もう一つ、頑張って欲しいところです。
 
02. LONELY NIGHT / CHERRY
(F.Ugolini - M.Bozzi - A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM:152.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 Leo様が1曲目・2曲目と連発です…最近の彼にしてはなんて珍しいことよ…(笑。CHERRY名義としては、久々の本格哀愁。曲調としては、「WHEN I CLOSE MY EYES / CHERRY」の現代版といったところでしょうか。相変わらずUgolini-Bozziコンビの役割がつかめないのですが…。
 ヘンテコなドラ叩きから、しっとりとしたイントロ(オープニング)。サビメロからの変化があまりなく、そのままリフに突き進んでいくのですが、ここはもう少ししっかり雰囲気を作ってくれたほうがよかったんじゃないでしょうか。やはり少し物足りない気分ですね。そのリフは、雰囲気こそバリバリの哀愁ですが、音が動かないだけに、キャッチーさも失われてしまっているのが難点。バックの甘いシンセがもう少し前に出てきていたら、雰囲気変わったでしょうに…。それに比較すると、メロ以下は上出来。Claraのvo.の上手さもあるのですが、特にAメロのメロディラインは秀逸。ピアノとシンセを巧く使い分けて、メロの内部でメリハリをきっちりつけており、またその流れが美しくて、さすがLeo様、と思わず頷いてしまいます。Bメロは、音が少ないためか、妙に落ち着いているなという印象。ここはやはり物足りないですね。サビへの繋ぎもちょっと焦りすぎかな、という印象です。サビのClaraの歌いまわしはホント素晴らしく、いかにもLeo哀愁といったところでしょうか。気合いの入り方も違いますし、聴き応え抜群。Aメロとサビが抜きん出ていいので、どうしても他のパートがだらしなく感じてしまいますね。勢い自体は悪くないのですが。
 
03. SHOCK ME / MANUEL
(S.Oliva - G.Pasquini) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 148.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 前作「I'VE GOT TO GO」で、一応ヒットした(のかな?)MANUELさん。今回も前作に続いてBPMをグッと落とした聴かせるアグレッシヴ。二匹目の鰌ですかね?最近のA-BEATはBPM低いですし、これがノーマルだと思えば、別に…ていう感じもしますが(^^;
 いきなりサビメロで始まるイントロ(オープニング)ですが、さらにいきなりVirginelle嬢が絡んできて、二重にびっくり。あんまりギターを使わずに、ゆっくりとサンプリングで攻めてくるあたり、Olivaだなぁ、と感心しますが、よく聴くと、落ち着いたGO GO GIRLSのようなイントロだなぁ、と気付いてしまいます(笑。Virginelle+Olivaでそう感じてしまうだけでしょうかね…。でも、その後のリフもなんだかOliva臭がプンプン。これ、女の子が歌ったら、哀愁に化けるなぁ、なんて思いつつ先へと進んでいくわけですが、メロは比較的淡々。ただ、そこはさすがOliva。細かいシンセやメリハリがくっきりしており、聴いていて飽きない作りに。Bメロ転調後のゆったりとした盛り上げも悪くなく、サビのタイトル連呼もなかなか…と思ったら、ここにもVirginelle嬢が…(^^; イントロ部分だけじゃなかったのね…(笑。全体を通して聴いてみても、悪い部分は特にないのですが、トラック自体が男女両対応の優等生タイプですので、インパクトがどこか薄い感じ。ガツッと来る何かが欲しかったです。前作よりは良く出来ているとは思いますが。いずれにしろ、このトラックは女の子に歌わせてみたいですね(笑。
 
04. MOVIN' UP MOVING NOW / JEAN LOVE
(G.Foglia - L.Gelmetti - C.Moroni) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 152.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 3作連続収録となったJEAN LOVEさんですが、今回の一番の聴きどころは、イントロ(オープニング)ではないかと思ってしまうほど素敵なイントロに、思わずうっとり。こりゃユーロビートのイントロじゃないです。が、それに続くリフが、いかにもJEAN LOVE名義といった感じの、Rizziさんばりの変体的な進行。これも厚くて勢いがあって悪くないのですが、その後のメロで一気にガクッと(^^; Aメロは跳ねるようににハキハキと歌っているのですが、少ない本数のシンセ・ベースが完全に同調して動いているので、余計音が少なく聴こえて、リフの厚さとのギャップが激しすぎ…。Bメロも24拍と中途半端に短い上に、音も薄く、盛り上がりに欠ける感じで、うまくBメロとしてのポジションを確保できていない気がします。サビはキャッチーな言葉遣いと、パイプオルガンのような特徴的なシンセ音が前面に出ていて、上出来。リフへの連携もよく、ここの部分だけは非常に聴きやすくなってます。まぁ全体的に見てしまえば、メロが弱いぞ、ということにつきますね。Extended部分やアウトロが面白く、こういう部分が好きな方は萌えそうな感じですが…。
 どうでもいいですけど、この名義、またvo.変わりました?毎回違うvo.な気がするのですが。
 
05. ANYTIME ANYNIGHT / LOLITA
(S.Oliva - G.Pasquini) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 147.9 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 再びOlivaです。イントロのゆっくり加減は、3曲目と同様、やはりOliva。音のパターンが形骸化しているといわれればそのとおりですが、決して下手ではなく、毎度毎度巧く作っているなぁ、という印象。リフも3曲目と同じように軽めのシンセを縦横無尽に動かしているいつものパターン…その後のメロやリフへの繋ぎも、まったくもって通常どおりというか、3曲目と同じなので、敢えていうまでもないかな、と(^^;
 ただ、このヒトが巧いなぁと感じさせてくれるのは、細かい部分でフッと哀愁を感じさせてくれる部分。この曲の場合、Aメロの前半やBメロの中盤あたりのコード進行、さらにはサビ前半。パーカッションを適度に入れたりで、綺麗に聴かせてくれるのも特徴的。ただまぁ、前作「HEART ATTACK」のような、ガツッとした個性的な部分が感じられないので、その分、損をしている感じですね。悪くはないですが、特段良くもなく。「いつもどおり」じゃぁ、印象に残りづらいんですよね。
 
06. ROCK AND ROLL BABE / ROBERT PATTON
(S.Dall'Ora) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 157.9 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 こんなところで、久々のROBERT PATTON名義の登場ですね。出す曲出す曲がヒットに結びついているような気がするのは私だけでしょうか。あくまでリスナーヒットかもしれませんが(笑。TIME側も、毎回Dall'Ora単独で制作してますし、この名義だけは特別な意識で曲制作しているのでしょうかね。Bメロのあたりが物足りなく感じるのは、vo.がDimaなのにDima制作ではないからでしょう…。
 イントロ(オープニング)前半のピアノとギターの絡みもなかなかなのですが、後半のドラが入ってからのわくわく感、これはゾクゾクしますね。ただ、いきなり何の前触れもなくリフに突き進むのはTIMEらしくないので原点対象(笑。その後のリフの怪しい進行、最初聴いたときはぶっちゃけ、なんじゃこりゃ、と思いましたが、聴きなれてくれば、もうこの変態的な動きの虜。ヤバいですね、これは。クセになります(笑。そしてリフのラスト4拍は、「ROCK GIRL / KARINA」からのいただきもの。Dall'OraはROCKイコールこのメロディだと思ってるんでしょうか(笑。Aメロの最初「Stop! Stop!」やサビの最初「Stop&Go!」はなかなかキャッチーでよろし。ただ、上にも書きましたが、Bメロが淡々としすぎているせいか、どこか物足りないですね。サビで気合いを入れて歌っていて、音もなかなか凝っているだけに、そのギャップがまたそう思わせるのでしょうが、いずれにしても、Bメロだけはもう少し凝って欲しかったな、と。Extended部分の完成度も高く、全体的には気合いマンマンですので、そこだけが惜しい部分じゃないでしょうか。微妙におすすめするまでには至らないです…。うーん…。
 
07. BLOOD AND FIRE / POWERFUL T.
(L.Raimondi - G.Pasquini - F.Rizzolo) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 147.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 うーん…まず言いたいのは、この細くて鋭いドラをどうにかしてください、ということ。せっかくのTyrantiさんの本職に近いvo.が、これでは台無しなような気がします。イントロの作りはA-BEATっぽさが滲み出た感じですが、のっぺりしたリフとそのバックの細いドラが、なんだか妙な感覚を覚えます。メロは、バックの音数が少ないのか、Aメロ・Bメロともどこか寂しい感じ。ベースとシンセ2本と、各メロ後半に音が増える程度で、薄いなぁと思わされますね。メリハリのつけ方も、特にBメロからサビにかけてが、やはり焦りすぎ。もう少し盛り上げるか、爆発音でも入れて、メロとサビは違うぞ、と印象付けた方がよかったんじゃないでしょうか。サビ自体は、音も若干厚くなり、ギターの音が絶妙に映えていますが、どこか中途半端さが滲み出ている感じ。スピード感があんまりないので、音が薄いのやら、キレがないのやらが余計目立ったしまっていて、残念です。やっぱこういうvo.は音の厚さとスピードが命だと思うのですが…。
 
08. ENTER THE SAND MAN / SPOCK
(J.Hetfirld - L.Ulrich) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 138.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 うーむ…。カバーはあんまり好きではないので、敢えてあまり書かないでおきましょうか。元が重たい楽曲なだけあって、このカバーも音を厚かましく作っているのですが、それが巧くハマっている点は評価できますね。イントロの面白さや後半のギターソロも、さすがはA-BEATといったところ。しかし、バスドラが淡々としているので、そこが妙に電子音っぽさを醸し出していて、この楽曲自体に合わないんですよね。それが気にならないヒトならば、結構いけるクチではないでしょうか。個人的にはこのBPMの低さもあって、なかなか聴く気にならないのですが、ピッチを+8%で聴いてみたら、意外とまともに聴けまして(^^; とりあえず、微妙なところでユーロビートしているのが、いいのか悪いのか、なんだか軽く聴こえてしまいます。
 
09. DID OR DIDN'T / PRETTY WOMAN
(D.Budriesi - G.Foglia - C.Moroni) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 PRETTY WOMANのvo.さんが、「DRIVE ME FASTER NOW!」の時のお姉さんに戻りましたね。147に収録された同名義の楽曲はClaraだったんですが…。連続収録するなら、せめてvo.くらい揃えて欲しいものです(苦笑。また、今作は、D.Budriesiが初めてG.Fogliaと組んで制作した、記念すべき作品。どんな作品になるのか楽しみにしていたのですが、イントロからFoglia節炸裂!な結果になってます(^^;
 ピアノとシンセの絡みから始まったかと思えば、すぐにドラとvo.が入り、またすぐにのっぺりしたリフ、と、まぁ王道ちっくな進み方。イントロ自体がFogliaですが、リフもなんていうかFogliaな音使い。ただ、これといったインパクトも感じられず、なんか遠慮しているようにも聴こえます。メロ以下も同じような感じで進みますが、細かいところでBudriesiっぽいのかな?シンセの入れ方あたり、どうでしょうか?Aメロはピアノをメインに進めてますので、比較的落ち着いて聴けますし、Bメロへの転調もまずまず。これといった凝っている部分もあまり感じられないのですが、それ以上にBメロの上げが弱いですね。vo.は気合い入れてますし、コーラスも良いのですが、バックが付いて来てないように感じます。ラストでいきなりグッと上げて、サビに持ちこむような形。もう少し音を増やすなりして欲しかったな、と。サビは「でぃだでぃでぃ」の繰り返しでかなりキャッチー。ピアノとシンセの絡みもまずまずで、サビだけは悪くないですね。やっぱりリフとメロがインパクト不足。Fogliaさん、どうしたんでしょう…。
 
10. RIDE IN THE NIGHT / RICK CASTLE
(C.Accatino - F.Rimonti - R.Festari - A.Girbaudo) / Pro: Accatino & Rimonti
Label: HI-NRG ATTACK / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 ピアノの弾き語りと、なにやら怪しげな女性の声との絡みでスタートするイントロですが、これはアーティスト名のCASTLE=城をイメージしたものでしょうかね。ドラが入る後半はともかく、前半はなにやら不思議な感覚でHRGとは思えないほどしっとりとした作りで、ちょっとびっくり。ここは聴き応えありますね。ただ、リフ以降はイントロの作りとはほぼ無関係に、普段のHRGオトコ哀愁が展開されていてちょっと残念。そのリフもシンセが平坦に動くだけで、どうもインパクトに欠けますし、なにしろメインのシンセが浮いているようなバランスの悪さが目についてしまいます。しかし、Aメロ中心の流れるようなピアノ裁きは、いかにもHRGで好感度高し!また、Bメロバックのベースとシンセ、ピアノの絡み方も悪くなく、意外なほどの落ち着きを感じますね。サビのタイトル連呼と、細かいうねうねシンセやベースの進行もまずまずですが、全体的にこれ、音数が少ないなぁ、といった印象が拭えません。淡々としすぎているので、ガッと盛り上げる部分もあまりなく、なんていうんでしょうか、全体的に落ち着きすぎで、逆にHRGらしさが失われている感がありますね。前2作のうちでは、「MY LITTLE GIRL」の方が近いですが、その凝っていた部分をなくした感じ。物足りないですね、やっぱり。
 
11. NEVER FALL IN LOVE AGAIN / SUSAN BELL
(G.Pasquini - F.Rizzolo - S.Oliva) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 148.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 SUSAN BELLといえば、今まではいかにもRizzolo、っていう曲が多かったのですが、このイントロを聴くと、Olivaが絡んだNorma嬢の楽曲のイントロみたいな、聴き覚えのあるスタイルに…。まぁ、SUSAN嬢自体、一昔前まではMACH専門で、イントロなんて全然聴けなかったので、比較する要素はないのですが、でもやっぱりOlivaっぽいスタイルだなぁ、と思わされます。逆にいうとRizzoloっぽさがなくなったといいますか…。
 ただ、リフ前4拍以降は、いかにもRizzolo。リフ自体が高めのシンセでてきぱきと仕事を片付けていくスタイルで、面白みこそないものの耳には残る、不思議な感覚。その後も淡々としていそうでいながら、バックの細かいシンセなどが縦横無尽に動き回って、絶妙に音の厚みを感じるトラックで、Rizzoloの腕の巧さを感じさせられますね。勿論、各パーツごとの転調や、その接続も素晴らしく、また、上に乗るSusan嬢のvo.もなかなか。サビで、タイトルが長いために、多少ズルズルしている感は否めませんが、シンセによる盛り上げなどでなんとかカバーしてますね(^^; トラックのクオリティ自体は非常に高く、特にExtended部分などの作りは絶品。でも、ヒットするかどうかは微妙なライン。キラキラシンセで微妙に明るい感じに仕上がってしまっているのが難点ですかね。ちょうど「MY ONLY STAR」の絶妙なサウンドスタイルに、余計なキラキラシンセが乗っかってしまっている感じ。もう少し方向性を詰められたら良かったのになぁ、と思ってしまいます。
 
12. DANCIN' ALONE / PAMSY
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 147.2 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 今月の注目曲に指定!すでにフロアヒット中の「DANCIN' ALONE」がようやくSEBに収録。個人的には、アナログリリース当時はそんなに好きではなかったものの、聴いていくうちに徐々にハマっていってしまった曲であります。Tranceくさいフレーズをふんだんに使って、ユーロビートでありながら、独特の雰囲気を醸し出しているのが特徴。とはいえ、SCPらしさというか、Codenottiっぽいシンセも忘れずにいて、SCP好きにはたまらない作品でしょう。
 イントロ(オープニング)が淋しいのはいつものこと。ただ、こういう楽曲には無駄な部分がない方がいいかもしれませんね。余計なフレーズを作らずに、実にスマートに作られていまして、この楽曲の流れにピタリ。リフは40拍と変則的。トランスちっくなシンセをメインにしているので、凝った部分は聴きづらく、そこが難点ではありますが、音は非常に綺麗。バックのシンセが映えるAメロは完璧で、Bメロも全後半でパターンを巧く買えているので聴きやすく感じますね。サビはタイトル連呼でわかりやすく、絶妙に哀愁がかっているvo.も聴きどころ。リフへの連携もまずまずで、各パーツがそれぞれの役割をきちんと果たしてます。また、全体的にも、どれがひときわ目立っているわけでもなく、それぞれが控えめにいい味出してるんですね。個人的には、サビからリフにかけてのCodenottiシンセが浮いているように感じて、ここだけが気に食わないのですが、まぁ全体的に美しさが目立っていて、聴けば聴くほど聴き惚れる、といった感じでしょうか。どんどんこの楽曲の奥の深さに吸い込まれていきそうな感じです。今のところおすすめ。
 
13. KILLING MY LOVE / ANGELA
(L.Stanga - D.Di Marcantonio - M.Rossi) / Pro: D.Di Marcantonio - L.Stanga
Label: VIBRATION / BPM: 160.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 今月のVIBは、お得意の哀愁ハイパーに逆戻り。しかも、アーティスト名義は初登場のANGELA…。ん?LEDでAngelaといえば、作詞&アート担当のAngela Alghisiさん?なんて余計なことを考えてしまうのは私だけでしょうか(笑。
 いきなりタイトル連呼から、ここだけしか聴けない語りでスタートするイントロですが、ピアノと何度か挿入されるだけのバスドラのみと、少々寂しい感じ。イントロからDimaお得意の平坦バスドラを1小節入れるのが彼の特徴だっただけに、余計にそう感じてしまいます。ここはもう1小節伸ばしてでも、凝って欲しかったな、と思いますね。ただ、その後に続くリフのメロディライン、これは最高。最初聴いたときは、なんかヘンテコだなぁ、と思わされましたが、「LOVE ME LOVE ME BABY / SHEILA」と同系統でありながら、それ以上に哀愁を感じる音使いと進行に、聴けば聴くほど納得させられますね。各小節ごとに進行が違うのもなかなかです。Aメロは、だんだん上がってゆくバックのパッパッとした潔いシンセ裁きが素敵なのですが、それ以外のシンセが目立たなくなってしまっているのが勿体無いところ。ここももう一捻り欲しかったですね。ただ、AメロからBメロへの繋ぎ方や、Bメロバックのシンセでだんだん盛り上げていくところなどは、いかにもDimaの作品、ツボを掴んでいるなぁ、といった印象。このようにガンガン進行していくBメロはホントに萌えます。そこから一気にタメて、さらに爆発するサビ、これも素敵。バックの細かいシンセに加え、高音のシンセやほよほよしたシンセを効果的に使うことにより、情熱的に歌うこのvo.をより引き立たせているなぁ、と感じますね。サビラストのシャウトも素晴らしいです。それ以上に聴き逃せられないのは、最後のリフだけ若干シンセの挿入が違う部分。こういう細かい気遣いがたまりませんね。全体的な雰囲気は抜群にいいのですが、寂しい部分と勢いがある部分の差が激しすぎてしまっているのが、ホントに勿体無い部分。イントロとAメロ、ここだけはどうしても気になってしまいます。ホントに惜しいのですが、やはりDELTAの同名異曲にはかなわないな、とボソッと呟いてみます(^^;
 
14. MAGIC TIME / SOPHIE
(L.Degani - S.Dall'Ora) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 今月のElana嬢。こういう曲が出るたびに毎度毎度、彼女は哀愁ハイパーの似合うヒトだと言いつづけていますが、今回はまさにそれを痛感させられる楽曲。イントロ(オープニング)の明るさで、なんとなく楽曲のイメージが想像できるのは、さすがDeganiなのですが、厚さのあまりないリフと、静かなAメロが、どうもインパクト不足。Bメロ以下はちょっと哀愁がかって、「LOVE, DEVOTION & SURRENDER / SOPHIE」を彷彿させてくれまして、じわじわ上がってサビで一気にドーン、をやりたいんでしょうけど、微妙な明るさがそれを邪魔しているというか…。Bメロとサビの落差が大きいのもあるんですが、どうも全体が噛みあってない気がします。哀愁なんだか朗らか系なんだか、よくわからないのも良くないですね…。楽曲には直接関係ないかもしれませんが、エンディングの微妙なのも後味悪く、どうも中途半端さが否めない感じですね。どうせなら、もっとはっきりして欲しかったです。
 
15. PLASTIC GIRL / SUSY WENDER & NUAGE
(G.Pasquini - S.Oliva) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 149.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 低BPM路線で人気の二人がコンビを組んだら、このSEB148のA-BEAT Cの収録曲の中で、BPMが一番高くなりました(笑。とは言ってもBPMはたったの149.0。最近のA-BEAT、全体的にBPMが落ちてるわけですが、勢いもそれに乗じて落ちているような気が…(汗。低BPMでも許せるものと、許せないものがあるのに、いいかげん気付いて欲しいですよね…。何でも低くすりゃいいってもんじゃないんです。
 で、この曲のBPMは低くもなく高くもなく……それと同調して、勢いもなかなかどうして中途半端な感じ。イントロの上げてる感じは悪くないのですが、リフの耳を劈くような煩いシンセがどうも微妙…。メロディライン自体は決して悪くないものの、残りまくるシンセにゲンナリしてしまいます。「PLASTIC」の無機質さを表してのものなのでしょうか…。そこまで考えのものであれば、裏をかきすぎな気も…。で、メロ以下は、GO GO GIRLSを聴いてる気分。転調やサンプリングが巧いのは、さすがOlivaなのですが、アーティストコンセプトをまるで外してしまったのはいけません。ここまで朗らかにするのであれば、別にこの2人を組ませなくても良かったのでは?と思ってしまいます。サビの微妙にわかりづらい部分もあって、どうもインパクト不足。名義で期待させていただけに、なおさら落胆してしまうのは私だけですかね?いや、流れも細かい音使いもそこまで悪くないんです。ただ、残念な部分が多いんです。なんか納得できません(^^;
 
16. TSUNAMI COMES / MAD MAX
(R.Gabrielli - C.Moroni - L.Gelmetti) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 160.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 ずいぶん前からDELTA公式サイトのカタログに載っていて、リリースされるのを今か今かと待ち望んでいた楽曲がついに収録。制作はもちろんヒットメイカーRoberto Gabrielli。最近は敢えて制作ペースを落としているようですが、こういう楽曲を聴いてしまうと、復活がホント待ち遠しいですね。
 イントロの怪しいサイレン(?)から、ドラが入ってもっと怪しい雰囲気に。「津波、津波」の連呼もなにやら危険ですし、この時点でインパクト抜群。語りから一気にリフに突っ走ってしまうので、イントロがもう少し長くても良かったのかな、と思ってしまいますが、これだけのインパクトがあれば文句ないでしょう。そのリフは、軽くて淡々としているように見せかけて、後ろのピコピコシンセとサイレンがしっかり鳴り響き、また、昔のHRG楽曲にも似たメロディラインもキャッチーで素敵。Aメロもしっかり出来ているのですが、Bメロのグイグイ上がっていくところや、それにキラキラシンセが絡んで幅を持たせているところなども評価高いですね。サビの爆発度はまずまずですが、ラストの「you better don't stop」から「Tsunami Coooooomes!」へのシャウトへの流れは完璧。バカっぽいリフに巧く絡んでいますね。Extended部分を聴くと、この楽曲がいかに凝って作られているかがよくわかりますんで、ここも是非聴き飛ばさずに、注意して聴いてほしい部分です。タイトルどおりスピード感に溢れてますし、ただ速いだけではなく、ユーロビートの基本に忠実な作りも聴き逃せないところ。これは自信をもっておすすめしたいですね。
 
17. 150 / TIME ALL STARS
(L.Degani - S.Dall'Ora) / Pro: Maiolini & Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 「150」ということで、SEBの150作目を記念して作られたと思われる楽曲。こういうタイトルの楽曲が出来るのは薄々想像していましたが、まさかそれがTIMEからリリースされるとは!だいたいこういう企画モノってA-BEATが占めていただけに、TIME派としては嬉しいですね。
 で、楽曲のほうですが、やはり記念楽曲ということで、普段では考えられないような面白い作りに。イントロもDall'Oraお得意の厚めのドラにシンセ、それにチープなギターの絡みで、なかなか素敵なのですが、「150!」のシャウトに続くリフが、唖然とするほど素晴らしくて、思わず涙が出そうです(笑。言ってみれば、シンセとギターの種類は違うものの、10年前の全盛期を彷彿させる狂った動きと音の厚さに興奮。普段の楽曲でも、これくらいやってもらえれば、みんなTIMEのこと悪く言わないのになぁ…なんて思ってしまいます。Aメロは重いベースとパーカスがメイン。比較的大人しく、また、Bメロへのつなぎが甘いのですが、そのBメロは後半でギターでグッと盛り上げていてなかなか。さぁリフかな、と思ったら、なんと珍しいことにCメロが!トラック自体は淡々としてはいますが、後半に行くにしたがい、ここもスッと盛り上げていて、なかなか効果的で良し。サビはタイトル連呼。ただ、「one five o」ではなく、「one and fifty」なのが、日本人にはちょっとわかりづらい点。まぁこればっかりはしょうがないですが、それでも十分キャッチーですんで許します。後半の「one five o!」のシャウトでドラを切っているのも素敵。そこからドラムロールで一気に上げて、また一気に落とす手法も、よく考えたな、と思ってしまいますね。リフへの運びも巧いですし、2番に至っては、リフに行かずに、Extended部分に突入するのもなかなかです。Extended部分も、アタマの「LOVE FOR MONEY」のパートこそ、特に仕掛けはないですが、「MUSIC FEVER」のパートではホンモノを被せ、「DING A LING」では作り直し、「TAKE A LOOK IN MY HEART」ではホンモノにギターを被せて、「SUPERMAIO」は、完全にシンセから作り直し、とMEGA-MIX風にこだわりをもって仕掛けをしているのが何よりも面白いですね。こういう楽曲はもう二度と同じ手法を使えないわけですが、それでもやってしまったDall'Ora御大に、心から敬意を表したいです。TIMEのプライドすら感じますね。おすすめです。
 
18. WORK YOUR BODY / DAMON
(S.Castagna - N.Parolini - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 155.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 トリは147に引き続きSCPより。曲を聴けばなんとなくわかるのですが、Codenottiが久々に姿を消してます。そのおかげか、リフがどうもSCPらしくないというか、パキパキしてない感じで、なんだか珍しさが先行してしまいますね。ただ、BメロラストやサビラストあたりのシンセがやはりSCPらしく、聴き覚えのあるパターンに。
 「JAM JAM JAM」のオープニングの「Work your body」をサンプリングしているイントロ(オープニング)は、やっぱり寂しい動き。流れ重視ではなく、こういう勢い重視の楽曲のイントロは、もう少し凝った方がいいでしょう。聴かせる部分が限られますからね…。リフは上にも書いたとおり、あんまりSCPらしくない進行。動きまくって迫力があり、また、途中で巻いたりするあたり、Codenottiの真面目そうな性格ではないな、と感じます(^^; 使っている音もいつもとは若干違うのかしら?Aメロのバックにしっかりしたシンセが来てますが、同じことをBメロでやってくれれば、もっとサビまでしっかり盛り上がるのに、Bメロでは消えてしまうのが残念ですね。Bメロ自体の流れは悪くないのですが、ラストからサビまでの4拍の間がなんとなく不満。強めのシンセを入れるなりして、巧くつなげられればもっとよかったのになぁ、と思ってしまいます。サビはタイトル連呼でわかりやすく、シンセ使いもいい感じ。ギターはなくとも、ここまで盛り上げられるのはなかなかです。全体的にはまずまずの流れ。メロが弱いので、どうしてもサビとリフに耳が行ってしまい、ちょっともったいないなぁ、と思いますね。でもまぁ、今までとは一味違うSCPサウンドが楽しめるはず。たまにはこういうのもアリかな、と。埋もれそうですけどね…。
 
このコーナーは、私michelleが勝手気ままに新譜をレビューするコーナーです。
すべて自己流の聴き方によるもので、いち個人としての見解を述べているまでです。
基本的に、発売当日にレビューしてますので、おすすめ&レビューは第一印象がすべてです(^^;
聴きこんでいくうちに気に入ってしまう曲も多数ありますので、つっこまないでください(笑
過去のレビュー
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