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Last Update : 2004/09/23
 

SEB151レビューです。

別に私は低BPM路線が嫌いなわけではないですが、
今回、18曲のうち11曲までもが、BPM150以下であることは、
非常に憂うべきことではないかと。
リスナーが求めている、ユーロビートにおける「クオリティ」とは、
疾走感のみならず、楽曲全体から醸し出される雰囲気や切なさ、
楽しさや激しさの有り無し良し悪し。
決してBPMの問題ではないはずだと思うのですが。

過去のレビュー
VIP3 / PDCD
SEB149 / SEB148 / SEB147 / SEB145 / SEB144 / SEB142 / SEB141 /
01. BIG BOY / MANUEL
(S.Oliva - F.Contini) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 さて1曲目は、@社もA-BEATも最近一押し!なMANUELさん。SEB150のDVDでは顔出しもされているところをみると、やはり力を入れていきたいアーティストなんでしょうか。まぁSEB148から3作連続で収録されていますし、彼は彼で、かつてのMEGA NRG MANのような独自のスタイルを築いていきそうな気もしますね。
 楽曲は前作同様、典型的な最近のOlivaサウンド。どうしてもギターに偏りがちだったのに対し、シンセを中心に攻めてきてます。イントロのうねるようなシンセとシャウト…やはり気合い入ってますね(笑。リフはさほどのインパクトこそ感じられませんが、動きも多くていい感じ。まぁシンセそのものが最近のOlivaの主流である、耳を劈くような煩いシンセですので、個人的にはもう少し落ち着いて欲しいところなんですが…。メロに入ってからも、うねるようなシンセは続き、また、各パーツの転換も問題なくすんなり続いていくあたり、Olivaの余裕すら感じられるところがまた憎い。まぁBメロ後半はもうちょっとガッツリ攻めてほしかったな、なんて思いますけどね。どこか中途半端な盛り上がりでキレ不足。それでもサビ直前で「I'm getting ready now」と裏側で歌わせているあたり、Olivaの狙いウチが決まってしまってるようで悔しいところです(笑。サビの爆発力はそこそこですが、最後の4拍でキッチリ上げてきてますので、非常にまとまりがあるように聴こえますね。トータルで聴けば、なかなかの完成度。ただ、前作「LET'S GO COME ON」のようなキャッチーさを帯びていないので、前作に引き続いてのヒットに結びつくかどうかは疑問ですが。リスナー的には、Olivaの美味しいところを存分に味わえる作品に仕上がっているのは確かですけどね。
 
02. CHANGE THE WORLD / MAX ALTO
(R.Matsumoto - M.Watanabe) / Pro: D.Rodgers, S.Oliva & A.Contini
Label: A-BEAT C / BPM:148.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 さて、続いてはV6カバー。ウチの掲示板を細かくチェックしている方にとっては、もうすでにおなじみかもしれませんが、この楽曲自体は、アニメ「犬夜叉」をイタリアでOAしたときの初代OP曲。まぁそれ自体はかなり綺麗なDance Popでしたが、今回収録されているのは、そのDance Popのユーロビートver.とでも言いましょうか。vo.は2〜3年前に収録されたものと思われます。(ちなみに、Dance Pop ver.は、イタリアで2002年5月にCDSとして発売済。)
 このMAX ALTOさん、本名はMassimilano Altoさんと言いまして、イタリアの声優さん。彼の詳しいことは、こちらのページに書いてありますので省略しますが、イタリアでは結構有名な方のようです。
 楽曲の話をしますと、まずこのオープニングはDance Pop ver.と変わらぬ静かな雰囲気。若干、ユーロビートver.の方が雰囲気出てますが。Dance Pop ver.では、リフ前にすでにサビを歌ってますので、その辺が省略されたのかどうかは不明ですが、いずれにしろ、ちょっと物足りなさを感じるイントロ。ただ、サビメロをモチーフにしたリフ以降はなかなかで、特に綺麗に歌い上げているAメロは、バックのシンセにも助けられて、相当素敵。でもBメロはもう少し音数を増やしてくれた方がよかったかな。元のメロディラインが素敵なだけに、もう少しググッと盛り上げていたら印象変わったかも知れません。サビはシンセ満載。特に後ろで動く細かくて太いシンセがたまりません。全体的にも切れ味を感じる作りで、意外と原曲よりすんなり聴けてしまうかもしれません。まぁぶっちゃけ、前々からユーロビートになるだろうと注目してましたので、個人的には楽しくてしょうがないです(笑。
 
03. RAPARAPADANCE / GO GO GIRLS
(S.Oliva - G.Pasquini) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 154.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 A-BEATが続きますね。そしてこのGO GO GIRLSも、149から連続収録。でも前作よりは、タイトルからして明らかに勝ってますね(笑。ここまで狙ったGGGも久々な気がします。やっぱGGGはこれくらいのBPMで、これくらいミーハーじゃなきゃ…。前々からさんざん言っているように、K&QやGGGのような、コミカルミーハー路線の楽曲まで低BPMになったらやってらんないですよ。K&QがNUAGEにのっとられてしまった今、こうやってGattiさんの声を聴くだけで嬉しくなっちゃいますね…って、もしかしてこれ蔵出し?(^^; まぁ、手がかりが見つからないのでなんとも言えませんが。リフやキックの音使いが、SEB120台あたりの楽曲と遜色ない感じに聴こえるもので。
 さて、この曲の一番の注目は、なんと言ってもリフでしょうか。各サイトの管理人さんが仰っているように、まるで「YOU CAN FLY! YOU CAN FLY! YOU CAN FLY! / LOLITA & DOMINO」の焼き直し…。個人的には、「RAPARAPADANCE」のリフの方が、音がしっかりしているという点で、好きですけどね。
 気になるところは、イントロがちょっと静か過ぎるところくらいでしょうか。前述したとおり、焼き直しながらもしっかりしているリフをはじめ、Aメロの早口加減や、Bメロ後半のしっかりとした追い上げ、サビのキャッチーさなど、意外と全てがGGGのイメージとマッチしているような感じ。2番のAメロに見られるように、適度な遊び心も忘れてないあたりは評価高いですね。タイプ的には「CYBER DANCE」に近いものを感じます。GGGの過去のヒット曲と遜色ないクオリティだと思ってしまいますね。低BPMもいいけど、やっぱこういう弾けるような曲も毎度聴きたいものです。おすすめしちゃいます。
 
04. EVERY BEAT OF YOUR HEART / CHERRY
M.Bozzi - A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 148.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 うーん、平和(笑。っていうか、Sinclaireはいい加減、こういう楽曲しか書けなくなっちゃったのかよ、と嘆きたくなるような感じですね。でも個人的には、SEB149収録の「GET ME BURNING UP / DONNA」にせよ、この曲にせよ、意外と好きだったりするから困ります(^^;
 楽曲のパッと聴きは、サビにインパクトが感じられないからか、印象悪いのですが、良く聴くと、細かいところで実にこだわっていたりするので侮れません。AメロラストからBメロにかけてのコーラスワークや、Bメロバックのヴォコーダーを使用したvo.アレンジなどは、まさにSinclaireの真骨頂。サビラストのシンセ使いもナニゲに素敵だったりしますし、いつの間にか、「案外悪くないかも」なんて思わせてくるあたり、プロだなぁと感じてしまいます(^^; でもやっぱりインパクト・キャッチーさに不足が多すぎ。星もこれが限界かな…。酷評するほどの曲ではないと思いますが。
 
05. SATISFY MY SOUL / CASANOVA
(G.Gambogi - S.Dall'Ora) / Pro: G.Maiolini & S.Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 CASANOVAですが、TIMEです(笑。この件に関しては、リリース前に、掲示板でター坊さんへのレスで書いてますけど、やっぱり紛らわしいですね(^^; 名義が名義だけに、@社誤植説が流布されてますが、そんなことはなく、実際TIMEから楽曲が上がってくる時点でCASANOVAだったので、@社はそのまま使用したと、ただそれだけなんです。決して「ただの間違い」ではないことをご理解いただきたいところです。(ちなみに、JACKSON Oは、TIME制作時ではJACKIE Oだったんですけどね…)
 さて楽曲ですが、完全にGambogi哀愁そのまんま。静かに始まるイントロは実にいい味だしているのですが、いきなりギターソロが混じるリフに突入するのは、マジで納得いきません。実際には、イントロはもっと長かったはず。明らかにここでEDITした跡が見えてますもん。イントロからリフに移行する直前の2拍で聴こえてるギター音、これはイントロの続きとのブリッジであって、リフへのブリッジではないのですから。ホント、EDITでイントロを削るのだけはやめて欲しい。Extended部分ならともかく、イントロの一部分を削ってしまうと、楽曲の印象が大きく変わってしまうのですよ。「S.M.S. / NAMELESS」の時もそうでしたけど、煮え切らないままリフに突入させられるのは嫌ですね。
 リフはギターを前面に出して、せつなさを倍増させる仕掛けなわけですが、狙っているのはわかっていても泣けますね(笑。バックの単調なシンセメロと相まって、なかなかいい味だしてます。Aメロは、Gambogiお得意のささやきvo.で気持ちよく、バックのベースの動きもまずまず。Bメロは転調の後のElena嬢のバックコーラスが聴きどころかと思いきや、後半3小節の一気の追い上げが素晴らしい。サビこそちょっとわかりづらいですが、ところどころで決まるシンセのキレがDall'Oraらしくていい感じですね。バックのギターも加わって、どことなく深さを感じます。やっぱGambogiさんに哀愁歌わせると上手いよなぁ…と純粋に感動。「TIME OF LOVE / TIME FORCE」も萌えましたけど、Gambogi哀愁好きとしては、この曲もおすすめせざるを得ませんね。
 
06. DON'T TELL ME STORIES / NAME
(L.Gelmetti - C.Moroni) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 148.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 ユーロビートでは初となるNAME名義。「BEUASE I FEEL」は、ナニゲにSinclaire作曲の低BPMの哀愁DANCE POPでしたが、今回はGelmetti主導の楽曲作り。元TIME組がこの名義でどう出してくるのかと思いきや、やっぱり想像どおりでした(笑。
 イントロの怪しいシンセ&vo.使い、このあたりはどことなく90年代前半のTIMEサウンドに近いものが感じられます。単調で実に良いですね。「ENERGY / G&Q」あたりのイントロ怪しさを踏襲しているというか(笑。リフは動きが少なく、ちょっと残念な感じ。ただ、Aメロ以降の軽やかなドラ運び&パーカッションはなかなか。まぁサビこそインパクト不足といった感じですが、この1曲でDELTAがどういう音を目指しているのか、だいたいわかるような気がします。やっぱりキーワードは「原点回帰」なのでしょうか。「KISS AND HOLD ME TIGHT / VIRGIN」から、ベタベタな哀愁を取っ払って、現代風にアレンジしたような、そんな楽曲に聴こえますね。哀愁なら哀愁で、もうちょっとメリハリをつけてくれれば、こういう路線も案外受けるのではないでしょうか。
 
07. MONEY / DAVE SIMON
(S.Dall'Ora) / Pro: G.Maiolini & S.Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 156.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 (保留中)
 
08. NEVER DO / PRETTY WOMAN
(G.Foglia - A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 147.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 っていうか、そもそもの問題として、この曲と、4曲目「EVERY BEAT OF MY HEART / CHERRY」と、SEB149「GET ME BURNING UP / DONNA」の区別がつかないんですが(^^; まるでSEB70台に経験した、「MELODIES OF LOVE / HELENA」「MUSIC / SOPHIE」「LOVE PARADISE / OLIVIA」の区別がつかなくなる現象とそっくりですね(笑。混ぜたら面白そうな(^^;
 で、この曲は、vo.のせいもあるのでしょうが、どちらかというと「GET ME BURNING UP」に近いかな…。イントロが怪しいシンセが全開で、その後の展開を期待してしまうのですが、リフに入った時点で完全に期待はずれ(^^; 同じじゃんかよ! AメロからBメロは、かなり淡々とした流れで、退屈な感じ。Bメロアタマのコーラスワークが良さげなところ以外は、特にこれといった特徴も無いまま、一気にサビへ行くわけですが、このサビもなんだかゆったりしすぎちゃっていて、間延びしてる気が…。うーん、やっぱり、もう少し特徴が欲しいところですね。同じアルバム内に、同じような曲はいらないです。
 
09. FIRE TO THE EUROBEAT / TAM ARROW
(C.Accatino - F.Rimonti - R.Festari - A.Girbaudo) / Pro: Accatino & Rimonti
Label: HI-NRG ATTACK / BPM: 155.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 そして、今月のHRGの登場。HRGもなんだか収録減で、ますます元気がなくなってきてしまったような感じですね…。最近、どうもヒットに乏しいというか…。
 で、この作品はわりと最近の制作のようなのですが、イントロからリフにかけての音使いは、まるで全盛期の彼らのような感じ。特にイントロバックのシンセの動きやサンプリングの入れ方は、懐かしささえ覚えますね。リフはまずまずですが、149収録「BAZOOCOW / FRANZ TORNADO」のように、途中でメリハリをつけたほうが良かったかも?同じメロディの繰り返しでインパクトがあんまりないんですよね…。Aメロ以降は、軽くて淡々とした流れ。これといった特徴もないので、アタマに残りづらいのがいけません。なんていうか、メロでグイグイ引っ張っていってくれるのがHRGの特徴だと思ってたので、正直残念なところです。その代わり、サビはヤバすぎ。「FIRE」のシャウトで攻めまくり。「FIRE / MAD MAX」を彷彿させるシャウトです(笑。vo.同じですし。ただし、ほとんど叫んでるだけなので、サビ全体が間延びしてるっちゃしてるわけで、そういった意味ではちょっとインパクトに欠けるのかもしれません。要するに、全体としてもうちっと引っ張って欲しいんです。大人しいのにムリしてサビで爆発させてる感は否めません。ちょっとアンバランス。
 
10. ALL THE LOVE OF MY HEART / ROBBIE GRAIN feat. NAME
(A.Panigada - A.Leonardi) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 137.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 Panigadaの名前を見るのも久々ですね。女モノでは「LOVE ME TENDER / LEILA」以来。それもExtended部分ではギターソロなんかもあったりして、ナニゲにPanigadaが香っていたのですが、今回は、どこに彼がいるのかサッパリ(^^;
 まずびっくりするのが137というBPM。ピッチアップしてない「KING AND QUEEN / K&Q」が140ですから、相当低いことに。低BPMもいい加減にして欲しいですね(^^; 音ばっかり厚いくせに、BPMが低いと、なんか違和感を覚えるのは私だけではないはず。怪しげなイントロはともかく、「H.S.E. HYPER STAR ENERGY / D.ESSEX」そっくりなリフだからか、ゆっくりすぎる気がしますね。Aメロ×2にサビという展開はまだ許せますが、サビのあとにリフが無いのは、ユーロビートとして型外れな印象。たしかにゆっくりながらも、流れはスムーズだったりしますけど、どうもなぁ。突き抜けるようなものはやっぱり皆無ですので、ここまで来ると、もはやユーロビートと呼べなくなってきてしまうような。どことなく欲求不満です。
 
11. SPEED DEMON (KING OF KINGS) / ODA
(G.Foglia - L.Gelmetti) / Pro: Newfield & Sinclaire
Label: DELTA / BPM: 156.3 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 (保留中)
 
12. LOVE ME FOREVER / MARY LANE
(Venturini - S.Dall'Ora - S.Lorandi) / Pro: G.Maiolini & S.Dall'Ora / Add : L.Degani
Label: TIME / BPM: 155.9 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 (保留中)
 
13. VALENTINO SAMURAI / MAXX DUCATI
(L.Stanga - D.Di Marcantonio - M.Rossi) / Pro: D.Di Marcantonio & L.Stanga
Label: VIBRATION / BPM: 160.0 / Evaluation: ★★★★★(5/5)
 (保留中)
 
14. JUST CAN'T GET ENOUGH / VAN T.K.
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 141.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 VAN T.K.って久々に名前見ましたね(^^; でも、vo.が前作「ROCKIN' DOME」とは若干雰囲気が違うというか、深いvo.になっているような。でもこういう80sっぽい雰囲気も悪くないかもしれません…。
 楽曲のオープニングは静かな感じ。相変わらず音が少ないSCPらしいイントロにゲンナリしてしまいます。毎回言っているようにもう少し凝って欲しいのですが。いきなり始まるリフの動きも少なめで非常におとなしく、バックのピコピコシンセと音のメリハリだけ。実に平和ですね(^^; Aメロ以降もこの傾向は変わりませんが、各パーツごとのメリハリはなかなか。Bメロ途中の追い上げやサビへの連携などは素敵度高いです。サビは、まぁ結構普通。ただ、このような流れでは、これくらいがちょうどいいのかもしれません。シンセの使い方なんかは非常に繊細にできてますし、あくまでも「聴く」ためのユーロビートとしての位置付けでしょうか。(それにしてはリフが重い気も…) 美しさは認めますし、ホンモノ志向であることも理解できますが、ユーロビートの根幹であるキャッチーさに欠けてしまっているような気がします。聴くヒトによって評価が分かれそうですね。
 
15. CARRY ON CARRY ON / NUAGE
(G.Pasquini - A.Milani - F.Contoni) / Pro: D.Rodgers
Label: A-BEAT C / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 10/20発売予定のアルバムにも収録が決定しているこの楽曲を、一足はやくSEBにも収録。BPMは150と、NUAGEにしては速い楽曲ですね…。
 作曲にMilaniが絡んでいるだけあって、非常に鋭いシンセでガッツリと飛ばしてしまってますが、これってちょっとNUAGEのイメージとは外れているな、という印象。たしかにイントロのあたりは、彼女の素敵なvo.を存分に使って柔らかに仕上げてるのですが、ここはもう少しガッツリと盛り上げてリフに突入して欲しかったな、と。前作「RUNNING TO THE NIGHT」の時もそうだったのですが、どうもリフ前が寂しい感じ。「I JUST WANT TO KEEP YOU HANGIN' ON」くらい、とは言いませんが、すーっと盛り上げてくれてたらもっとよくなったでしょうね。リフは、まぁなんていうかMilani節。耳を劈くような鋭いシンセ一本で、ナニゲなく哀愁感を出しているのは、なかなかポイント高いところ。やさしく歌うAメロこそ寂しいですが、Bメロ以降はまさに完璧。Bメロ頭の転調後の8拍ごとの盛り上げ方は古風な手法でなかなか素敵で、ここでグングン楽曲にひきつけられていきますね。Milaniお得意のサビ前の遊びが終わると、歌い方も変わって、一気のサビ。このサビが凄くいい!Bメロ以前とは比較にならないほどの疾走感に加え、キーンなシンセと哀愁感たっぷりのメロディ&vo.のミスマッチ。ホント雄大で、文句のつけようがないほどの出来映えです。リフへの連携もバッチリで、このサビならこのリフもアリだなぁ、なんて思ってしまいますね。全体的には、イントロとAメロが弱いのでアンバランスに聴こえますが、サビ〜リフにかけては、NUAGEの以前のどの楽曲よりも強力。こういうNUAGEも悪くないですね。
 
16. FLY AWAY / DIGITAL PLANET
(S.Brandoni - S.Oliva - A.Contini) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 150.0 / Evaluation: ★★☆☆☆(2/5)
 Steve BrandoさんのDIGITAL PLANETですが、楽曲が出るたびにインパクトが落ちてきているのは気のせいでしょうか…。「WEST END GUY」が一番パキッとしてたような気がしません?
 シンセとドラで怪しげに作っているイントロはまずまず。ただ、4拍子で流れるようなバスドラやvo.が入っていなかったりで、なんか寂しいですね。いきなりリフに突入してしまってますし。そのリフも、前作「WE'LL SEE HEAVEN」から、凝っていた部分や疾走感を抜いてしまったような、なんていうか抜け殻のようなシンセのみ。はっきり言って、インパクト不足。哀愁かな?なんて思ってたわけですが、無駄に明るいAメロがどうもアンバランス。なんかむしゃくしゃしてくる上に、Bメロの盛り上がりの薄さとサビのインパクトのなさで、もうゲンナリ。ちょっと手抜き感が見えてしまいます…。Extended部分はなかなか聴き応えがあるのですが、うーん、どうもパッとしないというか。NUAGEのあとだから、なおさらなのかなぁ…。
 
17. THE POISON OF LOVE / MELISSA WHITE & ACE
(S.Castagna - C.Codenotti - E.Somenzi) / Pro: S.Castagna
Label: SCP / BPM: 146.0 / Evaluation: ★★★★☆(4/5)
 「RAININ' IN MY HEART」以来のこの組み合わせ。前作よりBPMをグッと落として、ひたすら平和感をだしているようですが、前作のような固めの哀愁よりは、こういう楽曲の方が、この2人には似合っているような感じですね。
 しっとりした感じで始まるイントロは、かなり綺麗な作り。この辺は、Castagnaのセンスが光ってますね。まぁ、もう少し出っ張っててくれても良かったのですが、エフェクトのかけ方からか、どうも後ろ向きな感じがしてしまいます。リフも綺麗で、個人的にはクリスマスよりは、2月頃の寒い雪の日に聴きたくなるような感じのキラキラシンセ(笑。Melissa担当、ACE担当で分けたAメロはなかなかのセンスで、さながらDAVE & DOMINOのよう(^^; Bメロの盛り上がりは最後8拍のみですが、フッと上げていって聴きやすく、流れとしては満足。サビは、タイトルが前面に出ていないせいか、どことなくわかりづらいですが、バックの細やかなシンセが目立っていてなかなかの仕上がり。全体的にも変に気取ることなく落ち着いてますし、オトナな雰囲気を上手く醸し出していると思います。インパクトこそそれほどないですが、思い出したように聴きたくなる感じの楽曲じゃないでしょうかね。
 
18. SET YOUR HEART ON FIRE / LOLITA
(G.Pasquini - F.Contini - L.Raimondi - S.Oliva) / Pro: D.Rodgers & S.Oliva
Label: A-BEAT C / BPM: 148.0 / Evaluation: ★★★☆☆(3/5)
 そしてラストはおなじみLOLITA。っていうか、こういう紛らわしいタイトルはやめて欲しいですね(笑。どっちがどっちだか、わからなくなりそうな予感(^^;
 さてこの楽曲ですが、前作「ANYNIGHT ANYDAY」に「HEART ATACK」をブレンドしたような感じ。相変わらずOlivaが絡んでいますが、今回は、前作・前々作と比較すると、Bメロの転調が甘いせいか、Oliva度が低く聴こえますね(笑。イントロはどちらかというと「HEART ATTACK」寄り。イントロ1小節目と2小節目でガッチリ変えてくるあたりはOliva臭すぎですが、それでもだいぶ控えめな作りで寂しささえ感じますね。リフは「ANYNIGHT ANYDAY」寄り。いつものA-BEATシンセで動き回るパターン。Aメロ移行も、なんだかいつもどおりで、どうも個性がないというか。サビは、長いタイトルのせいか、若干わかりづらいものの、淡々と歌い上げている感じですね。まぁ、VIRGINELLE名義のような明るさで攻めるのではなく、ちょっとした部分で哀愁感を出しているあたり、上手く名義を使い分けているな、という印象ですが、どうもステレオタイプな感じは否めませんね。全体的にもう少し特徴を出した方がよかったかな、と。この楽曲じゃなきゃ味わえない何かが、全く無いんじゃね…。タイトルどころか、楽曲の中身まで、いたって普通です。
 
このコーナーは、私michelleが勝手気ままに新譜をレビューするコーナーです。
すべて自己流の聴き方によるもので、いち個人としての見解を述べているまでです。
基本的に、発売当日にレビューしてますので、おすすめ&レビューは第一印象がすべてです(^^;
聴きこんでいくうちに気に入ってしまう曲も多数ありますので、つっこまないでください(笑
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